MILANO360° – ミラノサローネ2011を体験しよう!

4月12~17日にミラノで開催されたミラノサローネ2011。その展示会の様子を360°カメラで実現したサイト「MILANO360°」が面白いです!MAPや出展社から写真を選んでグルグル見て、ミラノサローネをバーチャル体験して楽しみましょう!

MILANO360

スタバのロゴが変わる!

スターバックスが40周年を迎える今年、新しいロゴに切り替わるそうです。スターバックスのロゴといえば真ん中の妖精セイレーンを囲むグリーンの円に「STARBUCKS COFFEE」の文字がみんなの頭の中にインプットされていると思うけど、どうやらこの文字の部分を削除してしまうらしい。これからはコーヒーショップだけではなく、多角的に事業展開していくらしいのでそうするみたいなんだけど・・・。このさりげなくも大幅な変更に、既にファンからは苦言が飛び交っているようですよ。

こうやって歴代のロゴを比較してみると、だんだんとセイレーンが大きくなっていくのがわかりますね。もしかして、そのうち顔だけになっちゃうかもしれませんよ?閑話休題ですが、アメリカではスタバのiPhoneアプリが登場するみたい。会計時にアプリをかざして支払うというものらしいのだけど、paypalとかでチャージできるそうなので便利そうだなと思いましたよ。

ハーブ&ドロシー観ました!

さとなおさんがアドバイザーとして応援している映画「ハーブ&ドロシー」を見てきました。映画のあらすじはこんな感じ。

アートコレクターといえば、誰もが大きなプール付きの家に住む、庶民とは関係のないお金持ちを想像するだろう。しかし、国立美術館にコレクションを寄贈したこの稀代のアートコレクターが、小さなアパートに暮らすごく普通の老夫婦だといったら驚くはず。
『ハーブ&ドロシー』は、実在する現代アートコレクター、ヴォーゲル夫妻を追った感動のドキュメンタリー作品。公務員のふたりがいかにして膨大なコレクションを築いたのか?― その秘密を明らかにしながら、次第に“ほんとうに豊かな人生”のあり方を浮き彫りにしていく。お金儲けのためではなく、ただひたすら二人三脚で好きなモノを集めてきたふたりの姿は、発見する喜びと夫婦愛に満ちている。アートの知識なんてなくても、彼らの人生に触れれば、ほんの少し世界が変わって見えるはずだ。

所有するアートを売れば億万長者にもなれたのに、決して販売をせずに自分たちの収入で出来る範囲のアート収集を大切にしたヴォーゲル夫妻。映画を見て感じたのは、二人はアートを収集して飾ることだけが目的ではなく、ギャラリーやアトリエに何度も足を運び、制作プロセスやアーティストの作風の変化を見たり感じたりすることに情熱を注いでいたのではないかと。アートという媒体を通してアーティストとコミュニケーションすることに楽しみを感じていたのではないでしょうか。映画の中であるアーティストが言っていましたが、「ミニマルアートはシンプルだけど中身は複雑なんだ」と。アートの真髄はコンセプトなのです。アトリエで作品のコンセプト画やラフスケッチを拾いあげ、そのアイデアの源泉を発見することは彼らにとって最高にワクワクする瞬間だったのではないかと思うのです。

アートファンにとっては非常に貴重な内容が盛りだくさんの映画ではありますが、この映画はアートの何たるかといった小難しい話が主題ではありません。それは、結婚して45年間を共に歩み、アートへ情熱を注いできた老夫婦の慎ましやかな暮らしを綴った日記なのです。バケーションよりもお気に入りの本とチョコレートが一箱あれば良いという二人は、決して裕福ではないけど、アートを通じて夫婦の絆を大切にし、心豊かで実りのある暮らしを送ってきました。人の決めた価値に従うことではなく、自分たちで価値を見出してそれを愛すること。とても素晴らしい生き方をしてきた二人の物語なのです。

映画を見終えて余韻に浸っていると、舞台袖から監督の佐々木さんが登場して舞台挨拶となりました。監督も言っていましたが、この作品は海外では最優秀ドキュメンタリー賞などを受賞しているにもかかわらず、日本では配給会社が決まらずに苦労されたとか。広告宣伝を一切おこなわず、ボランティアで成り立っているので口コミだけが頼りなのだと。なので、感動させていただいたお礼に微力ではありますが、自分もブログや口コミで宣伝させていただこうかと思います。

・ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人
http://www.herbanddorothy.com/jp/index.html

・シアターイメージフォーラム
http://www.imageforum.co.jp/theatre/

GAPがロゴをリニューアル→撤回

ファストファッションの代名詞的なブランド、「GAP」が10月4日にロゴをリニューアルしました。しかし、あまりの評判の悪さから1週間足らずでロゴを元に戻すことになったようです。左が新しいロゴ。なんというかボールドなのに弱い印象。予定されていた新しいロゴに関するクラウドソーシングプロジェクトも中止となってしまったようです。

企業がロゴをリファインするとき、それは「企業イメージの刷新」ということに他ならないのですが、失敗するとかえって「イメージダウン」になってしまうこともあるため、諸刃の剣とも言えます。また、ロゴデザインの出来映え以前に、一度決定したものをすぐに覆してしまうと、その企業の意思決定能力が問われてしまうことにもなりかねません。

今回の件においては、GAPはカスタマーの声が大事ということなのでしょう。facebookのようなソーシャルメディアなどで、カスタマーの声が可視化されやすくなったので、ブランドの情報発信に対してのレスポンスはまさにリアルタイムです。今までであれば多少強引に乗り切ることが出来た事も、これからはどんどん難しくなってくることでしょう。

しかし、その特性を上手に利用してマーケティング活動を行えば、ブランドメッセージの浸透やカスタマーとの関係性もより強固なものになっていくはずです。

Takeo Paper Show2010

太古の時代に生み出されてこのかた、
紙は、常に人間の傍にありました。
とくに、私たち日本人は、紙という一見脆く繊細な素材から、
正しさや、礼節など、さまざまなことを学び、受け取ってきた民族です。
紙とは何か。紙は人間に何を与え、紙から何を受け取ってきたか。
紙を使う社会には、どんな未来があるのか。

昨日は竹尾のペーパーショウ2010に行ってきました。タイトルの「感じるペーパーショウ」という言葉のとおり紙を体験(体感)するインタレーションな展示でした。

伝達、記録としての紙からの解脱ということなのか。実験的な空間は新鮮で面白かった。自分も印刷・加工という視点でしか見てなかったからなぁ。

 

Ryuichi OGINO

仕事の合間に渋谷CLEAR EDITION GALLERYにて開催されている荻野 竜一さんの個展「Idealistically Hypocritical 4 」に行きました。

“Out of the Context Mash-up”をテーマに様々なコンテクストをマッシュアップ。ギャラリーはドローイング、立体像系、平面構成、映像といった作品が並ぶインスタレーション。

自分はその中でも女性のドローイング作品が好き。荻野さんの描く女性はアニメ風味な線画だけど、表情がピュアでとてもファッショナブルな印象の作品。海外ではコケティッシュかつアブノーマルなものがうけているのでそれに対するアンチテーゼなのだとか。

個展では荻野さんにもお会いして最近の活動などについていろいろお話することができて嬉しかったです。ミーハーな自分は一緒に写真も撮ってもらいました。

そして個展ではドローイング作品2点を購入
どうやって飾ろうか今からワクワクしてます。

Ryuichi OGINO solo exhibition “Idealistically Hypocritical 4” presented by : CLEAR EDITION & GALLERY

2010.3. 6 SAT – 2010. 3. 20 SAT
11:00 – 19:00 ( Closed on MON )
Opening Reception : 2010.3.6 SAT 18:00 – 20:00
Artist talk : 2010.3.6 SAT 17:00 – 18:00

CLEAR EDITION GALLERY
〒152-0002 東京都渋谷区渋谷4-2-5

Ryuichi OGINO

モノ作り

先日、とあるトレードショーにてSyuRoのブースに立ち寄って、宇南山加子さんにいろいろとお話を伺った。慌ただしい会場なので立ち話程度でしたが、自分の中のモノづくりの気持ちを刺激させられた貴重なひとときでした。何より自分が気になっていたモノを間近に見られたので嬉しいです。

日本はとてもモノに溢れているけど、どうしても本当に欲しいと思わせるプロダクトが見当たらない。自分はそんなにすごいギミックや高級な素材も興味なくて、ちょっとしたアイデアや作り手の想いが詰め込まれたモノに心惹かれます。よく雑貨ショップやインテリアショップを見て回っては、そんなピカリと光る宝石たちを探すのが楽しみです。

モノ作りの過程を想像して「こういうところで苦労したんだろうな」とか「こういう魅せ方は上手だな」とか勝手に舞台裏を覗いて、作り手の苦労を感じるとそれだけで嬉しくなってしまいます。もちろん想像なので実際がどうかはわからないのですが、今回のように直接苦労話を聞かせていただくと感動しまくるのであります。今度はお店でお話を聞きながら、じっくりとモノを眺めさせていただこいうと思います。

さて、モノ作りってなんでもゼロから作るのが当たり前と思ってしまいますが、使われていたモノをリユースする考え方もあります。モノに息吹を与える達人として尊敬するのはD&DEPARTMENTのナガオカさんです。使命を終えたモノたちに新しい人生を与える。誰が使っていたのかな?どこで使われていたのかな?なんて想像するだけでも楽しいですよね。これはアイデアよるところが大きいのでありますが、やはりストーリーというか送り手のメッセージも必要なんだなぁと思います。

やりたいことをカタチにすること。単純なことだけどとても難しいことなんです。アーティストの作品と違って商業的なモノ作りにはコスト、流通、プロモーションなどお金の話もつきまといます。でも、しっかりとしたコンセプトであれば、その価値を受け止めてくれる人は必ずいるわけですから、それを信じて突き進むしかないのです。モノ作りで大切なことは「こだわりをあきらめないこと」なのかなぁ〜と、なんとなく思う今日この頃であります。

HAN HOOGERBRUGGE

http://youtu.be/InBiaRBUjUs

PSBの「Love etc」という曲のPVが面白い。最近この曲が頭の中でループしまくりです。しかし、この映像前にどこかで見たことある雰囲気だと思ったら・・・やはり!The Young PunxのPVを制作した人と同じでしたよ。

独特のシュールな世界。調べてみるとHAN HOOGERBRUGGEというオランダ人のマルチメディアなアーティストなんだとか。な、な、なんて読むんだろう?w

http://www.hoogerbrugge.com/

変わる価値―変わりつつある価値

昨年、GGGにインスタレーション展を見に行いったのですが展示内容が少々物足りなかったので著書を購入、正月にゆっくりと読みました。

著名なデザイナーとの対談をベースにした内容ですが、印刷現場を幼少の頃から見てきた北川さんの体験談から紡がれるデザイン思想はユニークですが共感出来ることが多かったです。ネガティブでもポジティブでもなく、つねに自分を客観的に見続けることができる精神力。コンマ何ミリという精度を求められる現場を知っているからこそ出来るゆるい表現。「デザインとは努力だ」と言う北川さんの言葉がよくわかった一冊でした。

dotfes

dotfesに行ってきました。

新宿の旧小学校施設を会場に、まるで文化祭ノリのカンファレンス。教室でのセミナーはまるで授業さながら。

「UNIQLOCK」で有名な田中耕一郎さんTOMATOの長谷川踏太氏をはじめ、電通の中村洋基氏など日本を代表するクリエイターの生トークが聞けて面白かったです。カンファレンス最後の「ネタの引出大放出! クリエイティブ大喜利」が面白かったです。

さまざまなクリエイターがお題をもとにインタラクティブな作品を制作するという内容で、作品やプレゼンで終始笑いが絶えませんでした。大喜利のメンバーの一人、中村洋基氏の作品が体験できます。ティザーサイトを簡単に作成するというプログラムです。

http://nakamurahiroki.com/coming/