iRadioで始まる新しい音楽体験!?

Appleが「iRadio」という音楽サービスのローンチに向けて、3大レーベルと契約を締結させるなど着々と準備が進んでいるようです。しかし、この「iRadio」って何?という人も多いかと思いますので簡単にご説明します。

iRadioとは

iRadioと競合するサービスとして「Pandra Radio」というのがあります。ざっくり言うと、音楽をレコメンデーションするサービスで、ユーザーの好きなアーティスト、アルバムから判別して最適な楽曲を再生してくれます。ユーザーは再生されたトラックをサムズアップ(いいね!)とサムズダウン(いくない!)することで、好みにあわせてプレイリストはチューニングされていきます。

このPandra Radioはアメリカ、ニュージランド、オーストラリアで展開し(日本ではサービスが利用できない)ブラウザのほか、スマートフォン用にアプリも用意されていて、ユーザー数は5500万人にものぼるといわれています。

音楽の新しい体験を

というわけで、AppleはこのPandra Radioと直接競合するサービスを開始すると言われているのですが(まだ正式な発表もないので、どうなるかはわかりません)「Spotify」や「music unlimited」のような単純な音楽のオンデマンドサービスにしなかったのは、AppleとしてはiTunesがあるので、よりユーザーのエンゲージメントを高める方向性に舵をきったのでしょう。音楽への興味関心を広げていって、最終的には楽曲購入や広告へアプローチさせたいのだと思います。iTunesと連動したレコメンデーションがPandraとの差別化の部分です。

自分の好きなテイストの音楽が、ラジオのように流しっぱなしで聞ける。iRadioにより、音楽をより身近に感じてもらうことが出来そうですね!

日本でのサービスは・・・

しかし、とても素晴らしいサービスのように思いますが、日本ではまだMusic Matchすら始まっていないというありさまですので、iRadioが開始されても、アメリカと同時期にサービスインするのは難しいかもしれませんね。

新しいGoogle マップ試してみた

地図の表示領域が広がっただけでなく、直感的なUIになった

先日、Google IOで発表された新しい「Google マップ」ですが、プレビュー版が利用できるようになったと通知があったので、覗いてみました。

画面左上部に検索ボックスがあるのですが、自分で保存してあった「場所」や「自宅」や「勤務先」などもこのボックスの下部に表示されているので、すぐにアクセスすることができます。

地図上をクリックすれば、このボックスの下に詳細情報が表示される直感的なUIになりました。「ルート・乗換」「保存」も表示されます。ショップなどの場合はレーティングやストリートビューが表示。(5段階評価に変わった模様)iPhoneのGoogleマップアプリとインターフェイスデザインを連動させています。

新しいマップ

googlemap_new
検索ボックスに場所を入力すると、地図上にカテゴリーのアイコンで表示。特に関連性の高いものは大きく表示され、クリックすると画面左上部に詳細が表示されます。自分で保存した場所は赤字で表示。画面下部にはこのエリアに関連する場所がサジェスト。写真をクリックすると引き出し線が出て、地図上に示すのでわかりやすい。

旧マップ

googoemap
旧マップは場所を検索するとサイドバーにサジェストされるし、ピンをクリックすればその場に情報が表示された。ある意味こちらも使いやすい。しかし地図の表示領域は狭く感じる。

ルート・乗換が大幅にリニューアル

ルート・乗換の表示が大きく変更になりました。タイムライン上で経路ごとに出発時間を変更したり、所要時間などが比較出来るのでかなり使いやすそう。経路を変更するとすぐに地図上で確認出来ます。

newgooglemap_route
乗換が少ない条件で表示を変更したり、利用する路線図が見れたりして便利。

あなたは6秒間で何を伝える?

ループビデオ共有サービス「vine」

6秒間のループビデオをinstagramのように共有するサービス「vine」を皆さんご存知ですか?Twitterの会社が新たに立ち上げたサービスなのですが、iPhoneの専用アプリで撮影した最大6秒間の動画を投稿して共有したり、TwitterやFacebookにポストすることが可能です。

動画はiPhoneのフロントカメラ、バックカメラ両方の撮影に対応していて、画面を押した時だけ録画することが出来るので、ストップモーションアニメが作成出来ます。例えば、アプリを落として数時間単位で撮影すれば、天体観測のような定点観測の動画を撮影することも。

vineではプロの作品をはじめ、アイデアいっぱいの様々な動画が投稿されているので、創作意欲を刺激されますね。旅行の思い出や、家族の記念日に使っても面白そう!

Wi-Fiサービス申し込んだ

ワイヤ・アンド・ワイヤレスの「wi2 300」Wi-Fiサービスに加入してみました。wi2 300は月額380円の固定料金。マクドナルド、空港、駅などでWi-Fi通信を利用できます。地元の駅は対応していないけど、東京駅はよく利用するし、中国・香港などの国際ローミングにも対応しているので、向こうに出張に行った時などに活用できるかなと思いまして。

ついでにスタバのフリーWi-Fiサービス「at_STARBUCKS_Wi2」にも加入。上島珈琲とコメダ珈琲派の私はスタバなんてあまり利用しないけど、Wi-Fiサービスが使えれば仕事もできるなぁという感じで。こちらは事前にPCから申し込んでおけばOK。

通信品質や使い勝手についてはまたの機会にレポートします!

音楽配信サービス「Spotify」

今注目の音楽配信サービス「Spotify」

Spotify(スポティファイ)をご存知でしょうか?AppleのiTunesの対抗馬として、今最も注目されているクラウドタイプ音楽配信サービスで、1600万曲の楽曲を無料で聞くことが出来ます。現在はヨーロッパ12カ国とアメリカの合計13カ国でサービスを展開中で、PC、Mac、スマホで利用可能。※日本でもサービス開始といわれていますが、現在は利用できません。

サービスプランは以下の3つ

  • Free・・・半年間は聞き放題で利用可能(広告あり)その後は月20時間まで。
  • Unlimited・・・広告、利用時間の制限なし。(4.99ドル)
  • Premium ・・・スマホ(※)での利用可能。データの保存が可能(月額9.99ドル)

無料の聞き放題は半年間のみ、その後は利用の制限があります。Premiumプランはスマートフォンでも利用が出来るようになります。※Spotifyはストリーミングのようなサービスで、基本的には専用プレイヤーでしか再生できません。

Spotifyは単なる配信サービスならず!?

Spotifyは単なるジュークボックスではなく、音楽SNS機能があります。これは、自分がフォローしている人や、Facebookフレンドの詳細ページで、その人のお気に入り曲や、プレイリスト、その人がシェアしているプレイリストなどが見ることが出来ます。SpotifyのアカウントはFacebookと連動しているので、再生中の曲をシェアすることもできます。音楽の新しい発見にピッタリの機能ですね。そして、気になるあの人のプレイリストで音楽の趣味をチェックしたりできます(笑)

音楽アプリでカスタマイズ!

さて、もう一つ。Spotifyの大きな特徴として、音楽アプリケーションが挙げられます。これは「App Finder」に登録されているアプリケーションをインストールしてSpotifyの機能を拡張するというもので、今のフィーリングやムードに合わせた曲をサジェストするアプリや、再生中の曲の歌詞をカラオケのように表示するアプリなど色々あります。なんと、あのLast.fmがSpotifyに音楽をレコメンデーションするアプリを用意していたりします。さらに、企業とコラボしたアプリもどんどん増える模様。

今年は熱くなりそうな音楽配信

かなり面白そうなSpotifyではありますが、日本の展開がいつ頃になるかが気になります。なぜなら、SONYの「Muisic Unlimited」や、Appleの「iTunes Match」も今年、サービスをローンチする予定と言われているからです。プラットフォームとして最強のAppleと、音楽出版で世界最大となったSONY、急成長のSpotifyの今後の行方が楽しみですね!

Pinterestにちょいハマリ中

見るだけでも楽しいSNS

最近、巷で話題になっている「Pinterest(ピンタレスト)」というSNS、皆さんはもう始めてみましたか?Pinterestは、みんながお気に入りの写真をクリッピングして、キュレーションするビジュアルタイプのSNS。アメリカでは女性ユーザーを中心に人気急上昇中なんだとか。日本語のサービスは提供されていないのですが、美しい写真を眺めているだけでも十分楽しいですよ。自分の気に入った写真の投稿者の別のジャンルでも好みが同じだったりすると妙に親近感がわいてしまいます。類友ってこういうことなんだ!という感じです。

感性が人をつなぐ楽しさ

メディアではTwitterやFacebookの次に来ると言われているようですけど、このPinterestはちょっと違うと思うんですよね。従来のSNSがタイムラインを軸に、言葉の発信に重点を置いた、いわば個人メディアだったのに対して、Pinterestは個人の趣味や興味を可視化して、感性をベースにゆるやかに繋がっていく感じ。変なRTもDMもないからすごく心地良い。たまに!?っていう写真はありますけどね。似たようなサービスに個人ブログのTumblrがありますよね。基本的には同種と位置づけられると思いますが、TOPページの違いが使い方自体も大きく変えていると思います。

これからの希望

クオリティの高いサービスなので、大手代理店さんが雪崩込んで荒れないことを祈ります。また、ブロックやミュートなどが出来るようにしてほしいのと、自分のアバター付きのコメント欄が多くのサムネイルの下についてしまうのが、ちょっとうるさいかなと思いました。これからさらにブラッシュアップされていくと思いますが、すでに素晴らしいユーザー・エクスペリエンスです。ちょっとだけ試すつもりだったのに、あっという間に時間が過ぎていってしまうのが恐ろしいです!

 

Pinterest

http://pinterest.com/

 

Appleのクラウドベースの音楽サービス

Appleのクラウドベースの音楽サービスが完成したらしいですよ。いったいどんなサービスになるのか今から楽しみですね!

AmazonやSonyなどが先行してクラウド型音楽サービスをローンチさせましたが どちらも内容はちょっとイマイチといったようです。
Googleも同様に音楽サービスを準備中なのですが、こちらは契約問題などが難航しているらしく、サービス提供までには時間がかかりそうです。

しかし、なんでクラウドベースの音楽サービスに各社ともこんなに気合いが入っているのでしょうか?
今までは音楽はコンテンツ課金がメインでしたが、インフラも整ってクラウド時代が到来したので、サブスクリプションタイプの課金モデルへと移行してソーシャル機能などユーザーのリピート性、滞在時間が長いコンテンツをベースに、ユーザーを囲いこんでしまいたいというのがあるのかなと自分は思います。

よくヨーロッパでブレイクしたSpotifyの成功が引き合いにだされますが 無料で聞き放題、そしてソーシャル機能も充実というのはなかなかワールドワイドで展開するには権利問題などで実現は難しいような気がします。
AppleはiTunesの数億人ベースのクレジットカードのアカウントがあるわけだから 他の企業よりかは有料サブスクリプションの敷居は低いと思われるけど、ただの音楽ロッカーじゃつまらないですよね。

Pingがもっと進化するのか・・・。
いや、いっそのことFacebookと提携してほしいかもw

情報の整理について

自分の情報の整理方法についてまとめてみる。

Tumblrに何でも放り込む

日々の情報収集は、専らブログのRSSや定点観測的に巡回するニュースサイト。おもに新聞社系やハイテクニュースなど。たまに2chのまとめサイトなども。そして気になった記事はどうするかというと、あまり深く考えずに、「Tumblr」に放り込んでしまいます。このサービス、情報収集ツールとしても便利なのです。巡回していて気になった文章や写真、動画などをどんどんクリップしていきます。その情報は自分のマイページに追加されます。Tumblrを利用しているユーザーを「Follow」すると、その人の情報が自分のダッシュボードにもどんどん入ってきます。その中で気になるものがあれば「Reblog」して自分のマイページにポストしたり、「Like」して自分のダッシュボードに保存が出来ます。この情報は自動的にTwitterに流すことが出来ます。

Twitterは鮮度が重要

自分は「Twitter」の情報は完全にフロー(流れる)されていく情報だと思っています。いわゆるリアルタイムなメディア。ツイートのログを取るサービスもありますが、この手の情報を取っておくのはどうかなと思います。何故かというと、リアルタイムな情報は鮮度が重要だからです。Twitterはその瞬間にキャッチしたり、あるいはされたり、という具合で向きあっていかないと、仕事になりません(笑)それぐらいのユル雰囲気がTwitterの良いところだと思いますしね。

ブログは記憶の引き出し

日々徒然とキャッチする情報はTumblrなんかに寝かせておいて、しばらく発酵させたりして、面白い内容が思い浮かんだら、ブログで記事にしたためストック(保管)させる。ブログは記憶の引き出しなのです。過去を振り返ってみたいとき、何かの設定や、商品のレビューなんかは自分でブログに残すことで、いつでもそのときの記憶や感情を蘇らせることが可能となります。もちろん、検索エンジンにインデックスされ、有用な情報として他人の役に立つことさえあります。そして、ブログも更新通知をTwitterに流すことでリアルタイムな情報として発信することが可能です。

最後に

情報が膨大になっている今、そのすべてを自分の記憶に頼るのは非常に難しいです。自動的に情報収集する「RSSリーダー」や、収集した情報から必要なものを抽出するツール「Tumblr」はそれらを手助けしてくれます。そして、「ブログ」による情報発信と、自分の記憶の整理整頓。さらには「Twitter」によるリアルタイムな情報発信。そこから生まれるコミュニケーションも新たな情報を生み出します。一見面倒そうなこれらの作業も慣れてしまえばすごく単純です。情報の整理とそのアウトプットといった一連のフローが理路整然としたものになります。

しかし、情報収集に躍起になって、それに振り回されないことは大事だと思います。情報の収集で日がな一日ブラウザに張り付くなんてナンセンスだと思うのです。朝の出勤前、そして昼休み。さいごに帰宅した夜といったタイミングでチェックすれば充分ではないでしょうか?一番大切なことはこういったツールを使いこなし、時間をなるべく節約することだと思うのです。

しかし、ツイッターは難しいですね。作業の合間とかにちょこっとチェックするぐらいならいいのかも(笑)

どこでもMyMacすごい!

「どこでもMyMac」試してみました。

これは、.MacのアカウントがあってOS X 10.5を搭載したマシン同士であれば、画面共有や操作が思いのままに出来るというとても便利な機能です。

妻の母上が最近Macを新調したのですが、操作の説明を電話越しにやりとりするのは少々不便だったのでこの機能を試してみることに。ルーターはどちらもNTTのやつ。UPnPを両方ともONにしてあげて、Macのシステム環境設定にあるどこでもMyMac機能をONにするだけ。

共有される側はシステム環境設定>共有の画面やファイルの共有チェックを入れてあげるだけ。繋がればFinderに遠隔地のMacが表示されるのでログインすればOK。

簡単〜!

アプリケーションを操作しながら操作など解説できるので非常に便利になりました。
時代はリモートです!

ウェブ進化論

著者である梅田さんがCNETに連載していたブログをいつも読んでいました。マスコミでは伝えきれないIT企業の舞台裏であったり、それを取り巻く環境をわかりやすく解説していて、私のような凡人でもITトレンドの何たるかの片鱗ぐらいは理解出来ました。なので本書も間違いなく面白いだろうと…。と思って読み始めたら最後、のめり込んであっという間に読み終えてしまいました。

急成長を続けるインターネットの怪物「Google」の話題を中心に、我々の介在する「こちら側」とネット世界である「あちら側」で何が起こっているのか、それらがクロスオーバーしつつあり、10年先にはとてつもない大変化が巻き起こると梅田さんは本書でまとめています。

僕たちもネットの世界を徘徊してはGoogleが何をやっているのか理解していたつもりだけど、とてつもなく大きなビジョンに向かって進んでいることはあまり意識したことがなかった。小出しにされる技術をオモチャのように利用しては「Googleが面白いことした」とブログで話題にするぐらい。しかし、喩え話の世界政府じゃないけどGoogleの崇高壮大なビジョンが、知の世界の秩序を本当に作ってしまうんでないかと考えると少々恐ろしい気がしました。

さてさて、あまり書くと読んだときの新鮮な驚きが損なわれるのでこの辺で…。
これはおすすめの本です。

[関連リンク]
梅田望夫さんのブログ:My Life Between Silicon Valley and Japan