日本印度化計画?かくして私は西葛西へ向かうの巻

最近、Wolf Aliceの新しいアルバムをヘビロテで聴いているんですが、「Yak Foo」という曲を聴いてるとなんかひっかかる。

そう思って何度も何度も聴いているうちに、あの曲を思い出した。・・・筋肉少女帯の「日本印度化計画」

はい、そう思ってるのは私だけだとは思いますが、日本印度化計画を聴いているうちになぜか無性にカレーが食べたくなったので、前から一度行ってみたかったインド料理のメッカともいえる、インド料理店や食材店が多い、西葛西へ行ってきました。高架下や駅前には飲食店も多いけど、案外落ち着いた雰囲気で住みやすそうな街ですね。

正直、いろいろなインド料理の店があって迷います。ネットや雑誌でいろいろと下調べはしていたのですが、実際に店舗の雰囲気で決めました。家庭料理的な店の「レカ」のビリヤニも大変魅力的ですが、今回はリーズナブルで美味しいと評判の「ムナル」へ行ってきました。

メニューはランチのセットから、タンドリーセットを注文。カレーは2種類から選べるとのことで、キーマとバターチキンにしました。辛さはマイルド、中辛、辛口、激辛から選べます。最近、ボンベイのカレーで汗だくだくになった私は無難に中辛でオーダー。カレーにナンとライス、タンドリーチキン、サラダとドリンク付きで1280円、ナンとライスはお替り自由(!)ナン、カレー、ライスは100円増しで大盛(!)というサービス満点なお店。

写真ではわかりづらいですが、ナンはチーズ入り。チーズが甘しょっぱくて美味しい。そしてカレーはサラッとしているタイプです。キーマはほどよい辛さでしたが、バターチキンはかつてない衝撃的な甘さ。これは、苦手な人もいるかもしれませんが、個人的には癖になりそうな甘辛具合でした。

食後は腹ごなしで西葛西の駅前を散策してから、もう一つの目的地、「スワガット・インディアンバザール」へ向かいます。ここはインドな食材のお店で、豆やスパイスなどがリーズナブル。そしてインドならではの珍しいお菓子や生活雑貨なんかも取り扱っていて、見ているだけでも楽しいです。

お土産にインドの紅茶と、珍しいクノールのスープ、ココナッツのクッキー、そして「ソアン・パブディ」なるインドの伝統的な菓子を購入。このお菓子、Youtubeでsoan pabdiで検索すると作り方の動画が出てきますが、砂糖を溶かして細く引き伸ばして糸状にしていったものを層にして型抜きする非常に手のかかる製法で、写真の見た目ではわかりづらいのですが、綿菓子のようなフワフワっとした食感です。そして甘い。でもカルダモンの風味がなんともいえない清涼感で、インドのお菓子って意外と奥深い感じ。

そんなわけで、はじめての西葛西でしたが、インドなお店と人が多くてとても楽しかったです。ことカレーに関して言えば、日本のカレー専門店のほうが日本人向きだとは思いますが、いわゆるインド料理店をお探しならば是非一度、西葛西へ足を運んでみてはいかがでしょうか。