インビジブルレイン – 誉田哲也

姫川班最後の事件

今までのシリーズとは全く違った雰囲気の作品。主人公の姫川がどちらかというと脇役で、主人公は暴力団幹部の牧田かもしれない。

物語は、一人の暴力団構成員の殺害事件から始まり、九年前の殺人事件、暴力団組織内の跡目争いや、姫川と暴力団幹部との禁じられた恋、警察庁の内部でのスキャンダル隠蔽など、さまざまなストーリーが糸のように同じ時系列の中で複雑に絡み合っていて面白い。菊田や日下はほとんど出てこなかったので寂しいが、和田や今泉の男ぶりがかっこいい。男は「男らしさ」に憧れるよねぇ。

そして、クライマックス、すべての糸がひとつになるわけですが・・・。
「姫川班の最後の事件」これは読んでのお楽しみ!

かなり使いやすいiBooks

ちなみに、この本はAppleの電子書籍サービス、iBooksで全編読みました。最初、ブックマークを複数設定できるとは知らずに、再開する位置が違ったのでなんでだろう?と思いながら使っていました(恥)いやぁ、iPad miniで読書、いいですね!男性なら頑張れば片手でも操作できるし。そして昼食の時はiPhoneで続きを読んだりしてね。サブウェイなんかで、食べながら片手で読書できちゃいます。

今回はとくに活用しなかったけど、読書中の任意の箇所にマーカーでラインを引くハイライト機能とメモの機能、気になる語句をその場で調べることができる辞書機能や、作品中をテキスト検索する機能は便利そう。

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