AppleがPowerPCからIntelへ移行

あの噂は本当でした。「WWDC 2005」の基調講演においてスティーブ・ジョブズはAppleがPower PCからIntelに移行することを発表しました。Intelプロセッサを採用したMacは来年に登場し、再来年までにはすべての製品の移行が完了するようです。また、次期OS Xの名称はレオパード(Leopard)で、2006年後半から2007年前半にリリースする予定だそうです。

すべてのMac OS Xは、PPCとIntel向けにコンパイルされているようで、Appleは5年も前からコンパイルを進めていたようです。事実、WWDCのデモではPentium4プロセッサ上ですべてのアプリケーションが動作。また、開発キットのXcode 2.1ではアプリケーションはPower PCとIntelで動作するユニバーサルバイナリを簡単に作成可能、エミュレーション・レイヤー「ロゼッタ」によってPPC用にコンパイルされたアプリケーションでもIntel Mac上で動作するなど、移行もスムーズに行えるようです。

ちなみにAppleがIntel採用することによるユーザーのメリットを考えてみると

  • Intelの助成金や資材調達のしやすさからMacの低価格化が可能となる。
  • Intel次世代モバイルプロセッサによる省電力でパワフルなノートパソコンが実現。
  • 高クロック、デュアルコアのハイエンドなデスクトップマシンの実現。

などが考えられます。来年のIntel+Macの発表までMacの買い控えが起こる可能性もありますが、平行販売などによってその辺は回避出来るかもしれません。

その他の発表は以下の内容です。

  • Appleストア直営店が109店舗になり、1週間で100万人以上が来店
  • iPodを前四半期に1,600万台を販売し音楽プレーヤー市場で76%のシェアを獲得
  • 次期iTunesにポッドキャスティング機能を搭載
  • Windows版QuickTime 7配布
  • Mac OS X 10.4 Tigerが6週間で200万本以上を販売
  • Adobe、マイクロソフトMac BUなどが対応を表明

来年にはPower MacとPower BookからPowerの文字が消えてしまうのかな。なんか複雑な心境〜。Power PCをあれだけ持ち上げておいてIntelにあっさり移行するとは。でもIBMが3GHz化とPowerBook G5を実現出来なかったのは事実だし…。しょうがないかとも思います。ユーザにとって見た目はOS Xで変わりないので違和感はないでしょうけどね〜。

それにしてもハードの予想ばっかしてたけど、一個もなかったなぁ。(´・ω・`)ショボーン

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