iOS 9の移行ペースは50%と過去最高となっているようです。iOS 9は見た目はiOS 8とあまり変わりませんが様々な部分で改善と改良が施されていて、デザインや使い勝手だけでなく、バッテリーの駆動時間が1時間も増えたり、OSのインストール時に必要なデータも4.6GBから1.3GBと大幅に削減されるなどのメリットもあります。
さて、そんな中地味に注目を集めているのが「コンテンツブロック」という機能。これはブラウザーのSafariで広告をブロックする機能なんですが、これを導入すると迷惑な広告が非表示になるだけでなく、ページの読み込み速度も大幅に向上すると言われています。
この機能を実現するためにはサードパーティー製のコンテンツブロックアプリをインストールする必要があります。すでに無料・有料含めてかなりの数があるようですが、私がお勧めするのは「1Blocker」という無料アプリ。「Crystal」は無料でしたが有料となりました。
設定手順
アプリをインストールした後、iOSの「設定」>「Safari」>「コンテンツブロッカー」>でアプリを有効化するだけ。1Blockerの場合はその後アプリを起動して「Enable」してください。
効果のほどいかに?
赤枠の部分が広告。通常サイズのバナーとブラウザー下部に固定表示されるバナーの2種類が表示されています。
コンテンツブロッカーをオンにすると、ご覧の通り広告が非表示になり読み込み速度も体感できるほど早くなりました。
まとめ
まだ全ての広告が非表示になるわけではないようですが、Googleの広告やまとめサイトなどの広告は非表示になりました。アプリは複数インストールして全てオンにすることでブロック機能を強化することが可能です。アプリによっては有料で任意の媒体を表示できるようにするホワイトリスト機能や広告を報告する機能もあるようです。
ユーザーにとってはスマホで広告を誤クリックすることもなくなるし、ページの読み込みが早くなるなどメリットの方が多いですが、Web広告の業界にとっては収益に直結する部分ですので今後どのように変化していくのか注目されています。ネイティブ広告もしくはFacebookのようにSNS広告に移行していくのか?今後の動向は要チェックですね。