Google+のユーザー数が増えている

Google+全世界でのユーザー数が昨年の倍以上増加しているそうです。朝日新聞が来日中のGoogleのヴィック・ガンドトラ上級副社長にインタービュー記事を掲載しています。

Googleがユーザー数をふやしている理由

昨年の統計でも世界第2位の3億4,300万人のユーザーになったとのことでしたが、さらに加速的にユーザー数を増やしているとのこと。(ということは6億人に迫る勢いってこと?)これはインタビューにもありますが、GoogleはAndroidユーザーからのユーザー獲得を基板に、Gmail、Youtube、Chromeなど関連するサービスや製品の全てをGoogle+に紐づけるようになってきました。かなり強引なやり方ではありますが、これが大きく数字を増やした理由です。

わたしもYoutubeのアカウントを持っていますが、だいぶ前にGoogle+ページを作成するように促されましたから、相当数のアカウントがGoogle+に追加されたのかなと思います。

日本のユーザー数も増加中

Google+の日本での浸透はまだまだのように思いますが、日本のユーザー数は現在どれぐらいなのでしょうか?2013年3月の段階では430万人のユーザーがすでに登録していたようなので、ここからかなり増やしているということですので500〜600万人はいるのではないでしょうか。(憶測でレベルですが)

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インザ・ループ様より転載

後発SNSとしてのつかいやすさ

Google+は後発のSNSとして、FacebookやTwitterの良い所を取り入れていますので、実際に使ってみたことがある人ならわかると思いますが、一方方向のフォローも自由ですし、画面も大きく設計されていて、機能も豊富なので非常に使いやすい印象です。しかし、逆にその自由度の高さがゆえにどう使ってよいのかわからない人も多いようです。

SNSの今後の行方

ちなみにSNSの先駆者Facebookはなんとユーザー数が12億7000万人を突破したそうです。モバイルユーザーの増加でGoogle+が増えていますが、同様にFacebookも増加しているわけですね。そしてザッカバーグの次なる目標はインターネットに接続されていない50億人の人々をネットに接続させるとのことです。テクノロジー企業と「internet.org」なる団体を発足させ、新興市場での接続技術などを整備していくようです。対するGoogleは気球を使い、インターネットを構築する「Loon」というプロジェクトを発足させました。

SNSは誰のため

両陣営とも新興市場を成長市場と睨んでのアクション。もちろん、すべての人々がネットに接続することにより、デジタルデバイドの改善、教育の発達など様々なメリットがありますが、環境は整備されてもネットのリテラシーがすべての人々に平等というわけにはいかないと思うのです。現状は目の前にある貧困やマラリアといった問題を解決させるほうが先決のような気がするからです。

話がそれましたが、いずれにしてもSNSは停滞と躍進を繰り返しながら、地球上に人が存在する限り広がり続けていくのでしょうね。

ソーシャル・ネットワーク観ました!

ソーシャル・ネットワークを見てきました。

今や世界中で利用され、6億人のユーザーを獲得したとされる最大のSNS(ソーシャル・ネットワーク)である「facebook」の創業時の様子を描いた映画ですが、ハーバード大学を舞台として、マーク・ザッカーバーグが起業するまでの経緯や、学内の雰囲気、伝統的なソーシャルクラブの様子などがよくわかり面白いです。

とくにマークが伝説的起業家であるショーン・パーカーと出会い、会社がドラスティックに変化して規模を大きくしていくところ、共同創設者であるエドゥアルドとの決別するまでの展開がアツイです。ハリウッド的になりすぎているとは当人たちは口をそろえていっていますが、かなりドラマチックな内容なので、ハイテク嫌いな人でも楽しめると思います。

日本での利用はまだ180万人と少ないのですがこの映画の公開を機にユーザーも増えるかもしれないですね!

GoogleとFacebookの静かな攻防

【ニューヨーク=山川一基】米ネット検索最大手グーグルは5日、米交流サイト最大手フェースブックに対し、メールアドレスの情報提供を遮断する方針を明らかにした。急成長を続けるフェースブックによる情報遮断に対抗する狙いがあるとみられる。

グーグルはこれまでフェースブックに対し、グーグルのメールサービス「Gメール」のアドレス情報を流してきた。このためフェースブックに初めて加わる人でも、Gメールの連絡先情報を活用し、フェースブックをすでに利用している知人を簡単に捜し出すことができた。交流サイトの「命」である連絡網の拡大が簡単にできていた。

しかしグーグルは同日、朝日新聞の取材に対し「フェースブックは情報の袋小路だ。我々は方針を転換した」と述べ、メールアドレス情報の転送を禁じる方針を明らかにした。

フェースブックは日本の「ミクシィ」と同様、主に閉じられた連絡網の間で情報を共有するシステムで、やりとりした情報の多くはグーグルの検索に引っかからない。すでに5億人以上が利用しているフェースブックの情報に自由にアクセスできないことに対し、グーグルは危機感を募らせている。

一方、フェースブックは先月、グーグルのライバルである米マイクロソフト(MS)との提携を発表し、MSの検索サービス「Bing(ビング)」に情報の一部を流すことを決めた。グーグルの今回の措置により、MS・フェースブック連合とネットの覇権を争う様相が強まった形だ。

Facebook内の情報はクローズドなのでGoogleの検索エンジンには提供されません。Googleは自らのメールアドレス情報を利用させていたけど、その還元がないことはおかしいと。Googleの主張は理にかなっているように思えます。しかし、そこにはソーシャルコミュニティで5億人以上へのリーチがあるFacebookへの焦りも感じられます。今年に入って米国のインターネットトラフィックでFacebookに抜かれたのは記憶に新しいです。そして、最近はFacebookのようなソーシャルコミュニティが広告、メディア、販売システムが大きく世界を変える可能性があるのではないかと言われています。(参照記事へのリンク

なるほど、アルゴリズムで抽出された情報よりも、誰かの「いいね!」や人間関係に価値があるのではないかということなのか。検索エンジンとソーシャルメディアを単純に比較することはできないけど、これからの時代は信頼性や快適性という要素がクローズアップされてくるのではないでしょうか。(最近、ジョブズもオープン、クローズドについてそんなこと言ってたけどね)

自分も最近はFacebookが楽しいです。メインのタイムラインであるニュースフィードは、お気に入りのアパレルやアーティストのファンページからの情報と、友達のTwitterのつぶやきがまとめて見れるし、友達の「いいね!」がちょっとしたコミュニケーションに繋がっています。

知っている人のレコメンドはやはり信憑性が高いのです。