貨幣経済の不安感、それに加えて原油などの資源高騰株価の動き、円の動き見てると恐ろしいものを感じますよね。でも世の中は自分一人ジタバタしたって変るわけじゃないし、上がったものは下がる。下がったものは上がるわけで。まぁ、うちの会社もご他聞に漏れず影響を受けてるので呑気なこと言ってられませんけどね。
先日、丹羽宇一郎氏の講演を拝聴する機会があったのですが、こんなことおっしゃってました。(超意訳的ですが)デリバティブで金儲けするんだったら痛みも感じろと。できないんだったらやるなよと。その通りだと思います。リターンを得るものはリスクも甘んじて受け入れる覚悟が必要ということ。そういう世の中なんです。
閑話休題。
秋葉の事件で重傷を負ったあるタクシー運転手の話、若い頃に事業に失敗し、親族に借金して子供のミルク代にあて、タクシー運転手になって生計をたて、いまは入院して貯金も切り崩して生活しているそうですが本人は悲壮感は全くなく。
「勝ち負けはどうでもいい。自分に負けなければいい」
そう信じて頑張っているそうです。そして被告の「負け組」思想に対するコメントなんですが
「事件を社会のせいにするのは違う。てめえに負けたんだ」
その通りだと思います。
よくこういった事件の被告は口を揃えて自らが世の中の被害者のようなこと言うけど、それは違うだろと。世の中や、まわりのせいにして自分を正当化するやつは自分自身に負けてると思いますね。勝負を簡単に捨てるなよと。人生は一回勝負じゃない。生きてる限り何度でも挑戦できると思うんです。
自分は大変なときこそ、厳しいときこそ最大のチャンスだと思うようにしてます。どうやって取りくんでいいか分からないときも、先行きが全く読めないときもあるけど、やらなければ絶対に結果も出てこないしね。