ギャレス・エドワーズ監督によるスター・ウォーズのスピンオフ作品「ローグ・ワン」を見てきました。物語はEP4の冒頭でレイア姫が帝国軍の究極兵器デス・スターの設計図を反乱同盟軍のスパイから託されてCR90コルベットで逃走するシーンの直前までを描いています。
警備の厳重な帝国軍のデータセンターから、いかにして設計図を盗み出すことが出来たのか。この不可能に近いミッションに挑むのが志願兵の寄せ集めチーム「ローグ・ワン」。無名の兵士たちが命を懸けた作戦の全貌がこの作品で明らかになります。
感想(ネタバレ少しあり)
EP7も面白かったけど、やっぱり自分はファーストオーダーじゃなくて、帝国軍の方が好きだよぁなと思いました。映画全般で帝国軍の恐ろしさと格好良さが存分に伝わってきます。ストームトルーパーがいっぱい出てきて萌えます。
そして、何より嬉しかったのが登場するメカ。X-WingもAT-ATもそのままのデザインで登場します。もともとスターウォーズでは戦闘機も戦艦も、ユーズド感漂うリアルさが大切な部分でしたが、今作品では戦闘機のコックピットに並ぶ計器類や装備品も徹底的にEP4を再現していたように思います。EP4へ繋がる作品なので当然と言えばそれまでなのですが、ギャレス監督のスター・ウォーズに対する深い愛を感じました。
キャラクターに関しては、主人公のジン以外はそこまで感情移入出来ないですが、物語の終盤で無名に近い兵士達が作戦を成功させるために自分の命を投げ打つ姿に感動。元帝国軍のドロイドも大活躍。
映画全体としては戦争映画っぽいので、オリジナル3部作が好きな人にはそこが違和感かもしれませんけどね。あと、キャラのCG出演とかはいらない気がしました。
というわけで、個人的には大満足の内容でした。続編がないのが寂しいです。