クリストファー・ノーラン監督の最新作「TENET」を観てきました。どんな映画なのか?自分は予告編レベル、あらすじもほぼ知らない状態でしたが、なんとか楽しめました。
前作の「ダンケルク」では時間軸の違う舞台をひとつの物語として見事に描いていましたが、「TENET」では、時間の順行と逆行という概念を用いて、物語の時間軸を行き来する複雑なつくりとなっています。
ストーリーはシンプルなのですが、時間の順行と逆行により、最初のタイムラインでは、描かれていなかった裏側の部分が明らかになったりして、見ているうちにどんどん面白さに引き込まれていく感じでした。伏線を回収しては進んでいき、理解が深まるけど、余計にややこしくなるみたいな(笑)
そして、物語の最後に主人公の正体がわかったときや、主人公の命を助けてくれた人物の正体がわかったときには驚きました。
よくも、まぁ、こんな難解な映画を考えたなと感心します。
というわけで、文句なし★★★★★星5つ!
自分が疑問に思ったこと
- 時間の逆行が順行と同じだけ時間がかかるのであれば、セイターの若いころまで文書を運んだ人は未来に戻ってこれない?
- 同じようにニールが未来からやって来たとして、元の世界には戻れない?戻ることのできない任務を志願したってこと?
- キャットが最後に子供を迎えに行ったとき、順行していた元のキャットはどこに?
こんなところでしょうか?