究極のエミュレーター登場か

米国トランジティブ社が開発した「クイックトランジット」ソフトウエアにより、MacやWindows、Linuxといったあらゆるハードウエアプラットフォーム上でソフトウエアを透過的に実行出来るようになるそうです。しかも、驚くことにそのパフォーマンスはほとんど低下しないのだとか。

クイックトランジット社の技術を使うことによって、ソフトウエアを異なるハードウエアプラットフォームに「移植」する必要がなくなるそうです。また、高速3D技術もサポートし、プロセッサーの能力も80%まで引き出せるそうです。あまりにも普通に動作しているので、アナリストたちも驚いたようです。

エミュレーターでは難しい3Dゲームも、パフォーマンスがほとんど低下しないそうです。アナリスト向けのデモンストレーションではLinuxバージョンの「Quake3」がPowerBookで動いていたようです。

クイックトランジット技術を簡単に説明するならば、プログラムがコードの集まりをひとつづつ処理するのを、一つの文章や段落ごとに翻訳するという感じだそうです。

一般的にエニュレーターは動作が遅いというイメージがあるため、トランジティブ社のウィーダーホールドCEOはエミュレーターという言葉を使用しないようにしているそうですが、まさしくこれはエミュレーターの概念さえも変える新しい技術なのではないでしょうか。

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