ゼロ・グラビティ観ました!

ゼロ・グラビティ見てきました!

見た人のアドバイス通り、3D版で見ましたよん。

以下ネタバレを含みます

最新のVFXにより描かれる宇宙空間は本当に素晴らしかったです。600km上空から眼下に見える地球の美しいこと。宇宙空間から望む日の出の素晴らしいこと。宇宙の景色って綺麗なんだろうなと子供の頃より憧れていましたが・・・この映画を見て宇宙への気持が畏怖に変わりました!

冒頭でサンドラ・ブロック演じるストーン博士が宇宙空間に投げ出されてしまうのですが、酸素も減少し、無線の応答もなく、体の制御もきかず、クルクルと一人で宇宙を彷徨います。一人称の視点の映像により、宇宙空間に投げ出された時の不安や恐怖を否応なく感じることでしょう。観客は今まで見ていた美しい地球の景色から、その反対側にある音もなく拡がる漆黒の空間へ引きこまれそうになるわけです。宇宙って想像を絶するほどの虚空で、人間なんて小さな存在どころではないのです。

今までにない無重力感と緊張感を体験するアトラクション的な映画で面白かったです。でも、商業優先のハリウッド映画ではあり得ない内容ですよね。ストーリーも宇宙空間へ放り出された主人公のサバイバル劇という単純な内容だし。そして、キャストもサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーとベテラン2人だけで、若年層への訴求も弱い。それを映画化して、興行的にも成功させたプロデューサーと、かつてないリアルで怖い宇宙空間を映像化した監督はすごいと思います。各方面で高評価なのも頷けます。

じつは、この映画の原題は「グラビティ」で、邦題は「ゼロ・グラビティ」だそうです。どちらも相応しいと思いますが、邦題はどちらかというと無重力の恐怖を単刀直入に表現したのかなと。原題の方は主人公の地球へ帰還するという気持ち、重力を渇望する気持ちが表現されているのかも。

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