藁の楯(わらのたて)観ました!

Apple TVに「藁の楯」が登場!

iTunesのトップ映画で1位にランクインしていた映画「藁の楯」を鑑賞しました。最近、邦画も良く見るようになりました。昔は外国映画ばかりだったのですがね。食わず嫌いはいけないというより、純粋に面白い作品が増えてきたように思います。

大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也らの豪華共演で、木内一裕の同名小説を映画化したサスペンスアクション。監督は「十三人の刺客」「悪の教典」の三池崇史。孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、新聞に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします」と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀は福岡県警に自首する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基、白岩篤子ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む。

以下ネタバレです。

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ライフ・オブ・パイに2度騙される

ライフ・オブ・パイを見て来ました!

カナダ人作家「ヤン・マーテル」が2001年に発表したベストセラー小説「パイの物語」をアン・リー監督が映画化した本作品。見終えた感想ですが、色んな意味で騙されてしまいましたね・・・。つまらなかったのかって?・・・いえいえ、そういうわけではありません。個人的にかなり面白かったです。この映画は見終えたあとに、議論が尽きない作品だということは間違いありません。どこまで思考を掘り下げるかで全く感想が異なるんです。以下、感想ですが、映画を見た人か、見ない人以外は読まないでくださいね。

以下、超ネタバレ

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Huluで映画鑑賞:ブラックホークダウン

Apple TVで突如映画が消える?

以前から観ようと思っていた「ブラックホークダウン」がApple TVのインデックスからいつの間にか消えていました・・・。どうやらApple TVの映画は版権絡みで突如削除されてしまうことがあるようですね。(トランスフォーマーもなくなった)仕方がないのであきらめようと思っていたら、最近話題になっていた「Hulu」が一ヶ月間無料で利用できることを思い出したので早速登録してみました。

Huluの登録は簡単!

登録はメールアドレスと氏名とクレジットカードを登録するだけ。無料期間中にサービスをキャンセルすれば無料期間終了後に請求されることはないそうです。Huluでは全ての映画がパソコン・テレビ・ブルーレイレコーダー・テレビゲーム機・iPad・iPhone・スマートフォンなどで視聴出来ます。

さぁ視聴開始!しかし・・・?

自分はiMac 27インチで視聴しました。最初、綺麗な画質で見たいと思ってフルスクリーンで画質設定を720pにして視聴を開始したら、すごく読み込みに時間がかかって再生が進みませんでした。(Apple TVのHDでは起こらない)これはいじらないほうが良いみたい。自動設定にしたらだいぶマシになりました。

ブラックホークダウン感想

映画は1993年にソマリアのモガディシオで実際に起った米軍とソマリア・アイディード将軍派の民兵との戦闘を描いています。

PKO部隊に対して戦線布告をしたアイディード将軍の副官たちを拘束するだけの、30分で終わるはずの作戦が、映画のタイトルにもなっている米軍の戦闘ヘリ「ブラックホーク」が撃墜されたことにより一変します。墜落したヘリの乗員の救助にむかうレンジャー部隊と、ヘリに殺到するソマリアの民兵たちの激しい戦闘。ついに15時間以上にわたる市街戦へと突入。迫り来る民兵を相手に必死に負傷者を守りぬく兵士たち。果たして救援部隊は間に合うのか・・・?

と、こんな感じの映画なのですが、激しい戦闘シーンの連続なので見終わったらちょっと疲れてしまうかも。でも、よくある戦争映画のように誇張されたヒロイズムがなく、あくまでも実際の戦闘を重視したドキュメンタリーのように描かれていました。淡々と描かれている感じです。その中で、ヘリの負傷者を守るために、数百人もの民兵がいるまっただ中に降り立って勇猛果敢に戦った二人の狙撃手がすごかったですけどね。これが驚きの真実の出来事。

結果としてアメリカはこの作戦失敗で多くの兵士を失うことになりました。そして、世論のあおりをうけて、ソマリアから撤退することになるわけですが、超大国が内戦に介入しても紛争は解決できない事実。いやむしろ泥沼化させてしまったかもしれないという事実。映画ではその辺については全く触れられていないのですが、戦争の背景や結果をもっと描くべきだと私は思いました。

Huluはどうなの?

実際のところ映画の登録なんかは少なくて、まだまだこれからといった感じなんですが、TVドラマの充実ぶりはスゴイですよ。「24」「LOST」「HEROS」「CSI:」をはじめとした人気ドラマの全シーズンが字幕付きで見られるなんてドラマ好きにはたまらないと思います。ストリーミングの速度はもうちょっと安定してほしかったけど、あとはうちのテレビでも見れるようになるといいなぁ。

そんなわけで、無料期間中はガンガン視聴してみようと思います。

ユナイテッド93

今日は日比谷で「ユナイテッド93」を見てきました。

この作品は9.11でハイジャックされた航空機4機のうち1機だけ目標に到達しなかったユナイテッド93便の機内の様子を、当時のボイスレコーダーや乗客の携帯電話からの通話などを元に構成したフィクション作品ですが、手持ちカメラによる映像と、過剰な演出やBGMを抑え、ハイジャックされた機内の様子が淡々と描かれていて、自分もその場にいるかのような緊迫感がありました。

飛行機が無事に着陸するこがないと知った絶望的な状況の中、テロリストに立ち向かう人たち、ただひたすら恐怖におびえる人、家族に電話で別れを告げる人…。さまざまな人々の様子が描かれています。この物語の結末がわかっているだけに見ているだけで切なくなりました。そしてテロの実行犯たちも完全な悪として描かれているのではなく、彼らも普通の若者であって、ためらいを見せるような描写や、墜落の瞬間までひたすら神に祈り続けている様子などが描かれていて、いろいろと考えさせられてしまいました。

そして、上映終了後に画面が暗くなる瞬間の「静寂」がこの映画の全てを物語っているような気がしました。映画の内容は真実とは異なるかもしれませんし、絶賛するような内容でもないとも思いますが、とにかく多くの人に見てもらいたいと思った作品です。