映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」観ました!

ずっと見たいと思っていたけどなかなか行けずにギリギリセーフ(?)で見に行けました。

この映画は予告編の通りビル・マーレー扮するチョイ悪オヤジと、隣に引っ越してきた母子家庭の12歳の少年との奇妙な交流を描いたハートフルコメディ。映画ではありふれた題材だけど、この映画の中の主人公ヴィンセントは老成円熟な老人像とはかなりかけ離れていて、どちらかというと老害といわれてもおかしくないレベルの人物。そんな老人と少年が心を通わせていく過程が面白い。物語が進むにつれて老人の知らざれる過去や他人に対する優しさ、そして次第に希望を取り戻していく姿にいつしか共感を覚える。コメディータッチではありながらも孤独な老人や母子家庭の問題など世の中の問題も描きつつ、最後はとても感動的で、観る人全ての人々を幸せな気持ちに包んでくれる脚本が素晴らしいと思った。

とにかく枯れた感じが素敵なビル・マーレーが良い味出してます。ビルマーレーと言えば私は小学生の頃に見た映画「ゴースト・バスターズ」や「3人のゴースト」などのコメディ映画で有名な俳優さんで、最近では「グランド・ブダペスト・ホテル」に出演していました。なぜか最近、若者の間で人気らしく、あのテイラー・スウィフトも「Bill Murray」と文字がプリントされたスエットを着てハイムの3人と仲良く写真を撮っていた模様。サービス精神も旺盛でTV番組には変なコスチュームで登場したり、ファンのリクエストで誕生日パーティに出席したり、一緒にカラオケしたりとなかなかお茶目な人のようですよ。