祝!SONY MUSICがやって来た!

SONY MUSICがiTunesで配信開始!

ついに、SONYさんの楽曲がiTunesで配信されるようになりました。
ユニコーン、ラルク、いきものがかり、西野カナ、アンジェラアキ、尾崎豊・・・プリプリまで

苦節何年・・・(´;ω;`)ブワッ

小室さんのTweetが現実のもとなりましたね。

Music Unlimited 使ってみました!

Music Unlimitedとはいかに

SONYの提供する音楽配信サービス「Music Unlimited」は30日間は無料体験が出来るので使ってみました。サービスは月額1,480円で1,000万曲がストリーミング形式で聞き放題。パソコンやAndroid端末、PSP、iPhoneなどのデバイスで利用が可能です。

洋楽はかなり充実

サインインしてパッと見でわかると思いますが、邦楽は殆ど無い状態。これならiTunesのほうが多くない?と思いながら見ていましたが、洋楽はかなり充実している感じ。新譜も結構ありますね!

インターフェイスはわかりづらい

まず、全体としてはインターフェイスがわかりづらかった。iTunesに慣れ親しんだ私としては。曲へのアクセスが検索フィールドだけで、iTunesのようカテゴリーや新譜など多彩な導線を用意して欲しいです。

ブラウジングもiTunesではパンくずリストがあるので、表示されているページがわかりやすいですが、Music Unlimitedはわかりずらいですね。

ブラウザベースの長所と短所

ユーザーがブラウザでサインイン出来ればどこでも利用出来るようにしたのは便利だと思います。しかし、ブラウザベースなので画面遷移やスクロールなどで読み込みに時間がかかってしまいます。iTunesなら何全曲とあってもスムーズにスクロールしますが、Music Unlimitedではそうはいきません。ここは将来的に改善の余地はあると思います。

その他の特徴

チャンネルでは楽曲をプレミアム・ジャンル・SensMe・年代などで探すことが出来ます。SensMeはSONY独自の12音解析技術により楽曲を自動分類し、その時のシチュエーションにあった曲を再生してくれます。

また、チャートではさまざまなジャンルの曲をヒットチャート形式で表示してくれるのですが、これは何のチャートなのでしょうか?ビルボードとかと連携してくれれば嬉しいです。

iPhoneでも利用出来る!

アプリの出来はお世辞にも良いとは言えませんが、iPhoneの3G回線でもMusic Unlimitedが利用できるのは便利。ちなみにiPhoneの方のアプリで楽曲再生すると、PC側は楽曲の再生が出来なくなります。

感想

本当はMusic Unlimitedは洋楽がいっぱいあって良いよね!とかSONYも頑張ってほしいとか、そういうことを書こうと思っていたのですが、使えば使うほどそう思えなくなってしまった。良く言えばシンプル。悪く言えば中途半端なんですよね。全てが。

アメリカでMusic Unlimitedの利用者はどれぐらいいるのでしょうか?SONYが音楽配信サービスにどれぐらい本気なのかはわかりませんが、Spotifyなんかと比較すると、もはやレベルが違うという気がします。ソーシャルとの連動も全くないですし。これで月額¥1,480円は高いですよ。

しかし、利用者のニーズも様々だし、SONYはあくまでも自社デバイスを軸にしたサービス展開だと思うので、純粋にiTunesやSpotifyと比較は出来ないかなとは思っています。今後は膨大な音楽カタログを武器に、値段を¥800円くらいにしてライトユーザー(邦楽がないとダメだけど)の取り込みを狙いつつ、ブラウザアプリを軽快に動作するように改良したり、せめてレーティングや歌詞の表示が出来るようなれば良いと思いました。

・・・辛口になっちゃった(^_^;)

【関連リンク】
Music Unlimited:https://music.sonyentertainmentnetwork.com
Music Unlimited | ソニー:http://www.sony.jp/music-unlimited/

Macworld Expo SF、Napster、そしてソニー

どうもお久しぶりです!
仕事が忙しくて更新停滞中ですが、ニュースからネタをいくつかピックアップ。
長いので続きを読むでご覧ください。

まずは来年の1月8日より開催されるMacworld Expo SFについて。例年通りジョブズ閣下の基調講演が決定。基調講演は1月9日の午前9時(日本時間で10日の午前2時ごろ)より開始予定とのこと。もう来年の話!?…なんて思っていたら、今年も残すところ2ヶ月なんですよね。本当に1年があっという間で怖いです。

今回のMacworld Expoへの期待度大です。Intel化も予定より早く移行完了し、Leopardがすぐに販売開始になることはないだろうから、たぶんハードウエアネタになるのかなと。Mac or iPodの新モデル発表に期待します。iPodはnanoとShuffleだけモデルチェンジしたので可能性は十分高いと思いますがいかがでしょう?タッチスクリーン、そろそろ出してほしいですよね。iPhoneも期待したいけど、日本ですぐにサービス開始とならなくてガッカリしそうなので、期待しないようにします(・∀・)

お次ぎは10月3日よりサービス開始をしたNapsterについて。日本初のサブスクリプション制(定額聞き放題)を導入し、サービス開始時から150万曲の洋楽と2万曲の邦楽のラインナップ、参加企業は276社となかなかの布陣ですが、やはりサブスクリプションモデルが成功するかどうかの鍵を握っています。

タワーレコードが海外の配信事業社と交渉開始したときはNapsterやRhapsodyなんかは今より元気だったかもしれませんが、現在はどうでしょうか?ちょっと微妙ですよね。たぶん、自分だったら聞き放題でも新曲を次々に聞かないだろうし、お気に入りのアーティストも次々に新譜を出すわけじゃないので利用するのならばアラカルトの方でしょうね。

そもそも音楽配信サービス自体、日本市場はレンタルCDとケータイ着うた勢力が根強いので、コアなファン以外はとびつかないんですよね。しかも、そういう人はすでにiPodを何台も所有していたりするので、Napsterに対する強いニーズはないのではないでしょうか?というのが正直な感想。

そして最後はソニー
DELLから始まり、Appleやレノボにも飛び火したと思ったら、まだまだ他にも続いているようで、終いには携帯型DVDプレイヤーや携帯ゲーム機(PSP)も危ないのでは?なんていう噂まで出ています。
バッテリーのリコール費用500億円とも言われていますが、ソニーさん一体どうしちゃったんでしょうか。ウォークマンでの苦戦、ソニーBMGのCCCDの問題や、QUALIAの失敗、PS3の部品調達を原因とする発売時期の延期など、ここ1〜2年でさまざまな問題がゾクシュツしていますよね。立ち直ることはできるのでしょうか?(,,゚Д゚) ガンガレ!

PS3の公式サイトでアップルマーク出現!!

EngadgetによるとPS3米国公式サイトの製品紹介FLASHムービーの中に何故かアップルマークが出現して物議をかもしているそうです。

現在、ソニーもこの問題を確認し、FLASHムービーからアップルマークは削除されたそうですが、何故そうなったのかは原因は不明だそうです。

Appleを賞賛する久夛良木社長の仕業?はたまたAppleユーザーによるハッキング行為?Appleの画像編集ソフトであるShakeが挿入するウォーターマークとの説が有力なようですが、真実はいかに。

[関連リンク]
YouTube動画
PS3米国公式サイト

SONYがAAC対応ウォークマン発売へ

ソニーがAACファイル再生に対応した新しいフラッシュメモリータイプのウォークマン3機種を発売しました。楽曲管理ソフトの「SonicStage CP」もAACに対応済みです。(著作権保護されたAACは非対応)

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遂にというかやっと対応といった感じでしょうか。
ついでにソニーミュージックもドカーンと楽曲提供してくださいよぉ!

パッケージをなくすことでアーティスト、レーベル、消費者に
どれだけ利益還元できるか…。もう一度良く考えてください。

ほんとにもうっ(`×´) プンプン

[関連リンク]
SONY:パソコンやハードディスク搭載コンポに ダイレクトにUSB接続し曲の転送や充電が簡単にできるウォークマン(R) 3機種 発売

SONYの前途は!?

発売直前に異例の値下げを行い、満を持して発売されたSONYのWalkman Aシリーズ。発売日19日と20日の2日間の販売速報では販売シェアも倍増したとBCNランキングの援護射撃にもかかわらず、ネット上ではそんな話題はほとんど触れられずに見かけるのはWalkman Aシリーズに対するユーザーの不満や問題ばかり…。あんなに時間があったのにどうしてもっと上手くやれなかったのですか!!と小一時間問いつめたい。

Walkman Aシリーズについてのまとめサイトがあるのでそちらを一読していただくとよくわかると思うのですが、同梱されている「Connect Player」のトラブルや、やらせ販売促進ブログなど、やってることが非常にお粗末で目も当てられません。あげくの果てには某掲示板で返品レポートのスレまで立ち上がる始末…。問題の多くはConnect Playerなのでソフトのバージョンアップなどで対応すればある程度は改善するかもしれませんが、藤本健氏のレビューにあるように開発には相当苦労した様子。モノマネしたわりには出来が悪すぎという厳しいツッコミもありそうですね。

Walkman Aシリーズの製品発表のとき、SONY幹部がiPodを研究し尽くしてAppleの戦略を参考にしたようなことを言っていましたが、それこそ大いなる勘違いをしているのではないかと。iPodが成功した要因はiPodの使いやすさだけでなく、iTunesやiTMSとの連動があるからこそなのですが、その構図をそのまま踏襲したところでWalkmanがそれ以上のモノになるはずもなく、やはりブレイクスルーというか新しい視聴スタイルを提案するぐらいの勝負をしないといけないのではないでしょうか。つまり「iPodスタイルに固執しないで別の新しいモノを考える。」ほうがいいんじゃないかなぁと思います。

以前のエントリーで「AppleとSONYは何が違うのか?」という文章を書いたときにはSONYとAppleを同じ土俵で見ていましたが、最近のSONYは「rootkit」など時代の流れと逆行してしまったり、小手先で勝負しようとするあたりもはや比べる次元が違うんだなぁということを今回の件ではっきりと認識しました。やはりカンパニー制が良くなかったのでしょうか。強力な組織最適化が全体の連携を極端に悪くしてしまい、目指すべき道が見えなくなってしまったのでしょうね。かつて国内外で強力なブランドを構築したSONYが、ブランドでメシが食える時代の終焉の幕引きを自らしてしまわないように井深大氏の設立趣意書を今一度思い出してほしいと思うのでした。

25万個のスーパーボール

ちょっと前に話題になったサンフランシスコの坂を転がる大量のスーパーボールの撮影はSONYの液晶テレビ「BRAVIA」のCM撮影だったのですね。

バウンドしながらひたすら転がっていくスーパーボールたちの映像はまさに白昼夢。そしてノスタルジックな感じ。この撮影のために街の一区画を閉鎖して23台ものカメラでを用意して撮影したそうです。HPには写真と動画のギャラリーがあるので、まだ見ていない人はぜひ一度ご覧ください。

AppleとSONYは何が違うのか?

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AppleがiPod nanoを発表した日、挑戦的にもSONYが発表した新製品「ウォークマンAシリーズ」は期待はずれだったという意見が多かったようですね。個人ブログのみならずニュースサイトなどでも酷評が目立ちましたが、なぜSONYのやることがこうも裏目に出てしまうのでしょうか。

AppleとSONYは何が違うのか?
一般論的ではありますが自分なりに考えてみました。

まず1つめはオリジナリティの欠落です。下の写真を見てください。上がAppleで下がSONYです。今回発表された「コネクト戦略」とはAppleのやってきたことの物真似なんでしょうか?原因は自信の無さなのか、それともモノ作りを忘れてしまったからなのか…。「NW-A3000」にいたってはiPodというよりRioのCarbonにソックリですけどね。期待して発表会を訪れた人はさぞかしガッカリしたことでしょう。

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一番左からAppleのiTunes、iPod nanoの製品パッケージ、iTunes Music Card。

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こちらは左からSONYのConnect Player、ウォークマンAの製品パッケージ、Mora Music Card。

そして2つめはスピード感のなさです。これだけの内容を発表しておきながら、新ウォークマンなどの製品出荷は11月20日、WMA対応も12月とかなりのタイムラグがあります。対するAppleの新製品は発表と同時に発売開始でした。これでは新ウォークマンが市場に登場する前に勝敗がついてしまうことでしょう。そもそもコネクトカンパニーが結成してからそれなりに時間はあったと思いますが、その集大成がこれではいただけません。この先ライバルより一歩でも先駆けていかなければ、市場をリードするなんてことは難しいと思います。

そして3つめはデザインです。
表面的なデザインにおいてもSONYはカラーや形状が変わり過ぎ。とてもじゃないけどデザインからはアイデンティティもへったくれも感じられないというのが正直な感想です。プロダクトデザイン的にはもっと問題アリですね。iPodは一度操作方法を覚えてしまえば、どのシリーズを通してもきちんと操作出来ると思います。(3Gは例外)これは間違いなく統一的に採用されている操作部のおかげで、ユーザビリティに基づいて設計されたiPodの「使いやすい」という操作感はユーザー経験としてどんどん蓄積されていくのに対して、SONYは毎回ゼロからのやり直し状態。これは致命的なミスだと思います。

SONYがAppleのビジネスモデルを真似てみても、それ以上のモノは生まれてこないわけで、SONYが新たなパラダイムを求めるならばそれを壊さなければいけないのです。しかし、今のSONYに必要なのは自らの存在意義を再認識するかのような「コネクト戦略」なんかではなく、しっかりとユーザーエクスペリエンスに根ざした「モノ作り」をしていかなければいけないのではないかと思います。

以上、辛口でしたがSONYへ愛をこめて。

ウォークマン25周年

ウォークマン25周年を迎え、ソニーはついにウォークマンの名を冠したHDD搭載の携帯音楽プレーヤー「NW-HD1」を発売するようです。

発売イベントでソニーの安藤社長はiPodを半年、1年で追い越すと語ったようです。iPodの操作性や検索性能、バッテリーの寿命などはソニーから見るとまだまだ手を入れるところがあるとのこと・・・。

iPodを単体で見たときにはたしかに物足りない部分もあるとおもいますが、iTunes、iTunesMusicStoreといった転送ソフト、楽曲販売が完璧に融合しているのがAppleの強みなのです。

たしかにバッテリーなどはもう少し改善の余地があると思いますが、個人的にはVAIO Pocketを含め、デバイスのソフト、ハードウエアでの操作性に違いがあるソニーのほうこそまだまだといったように感じます。また、ブランドが水平に
ちらばりすぎて、ユーザーにとってどれがおすすめなのか混乱してしまうように思います。フォーマットもATRAC3/ATRAC3plusというのもどうなんでしょうか?

ソニーは釣り糸を垂らしすぎてお祭り状態になっているとしか思えません。