XBOXお前もか!

次期XBOXのメインCPUがインテルからIBMに変更されるようだ。マイクロソフトとインテルのウインテル連合の関係もこれにより微妙な変化が訪れるかもしれない…!?

そういえば、以前インテルCEOが「アップルがインテルプロセッサを使用しないのは愚かな選択だ」といっていたのを思い出した。これには多いに意義あり。パワーPCのどこがけないのだ。

世間的にもアップルがインテルを採用するほうがメリットがあるという意見が多い。安価なマックの登場やソフトや周辺機器の対応が広がるということだろうけど…。でも、実際はアップルがOSを供給しないかぎりPCのような低コストMacは作れないし、周辺機器についても標準化技術をマックが採用することが多くなったし、ソフトについてもウインドウズのような幅広さはないものの、Macでも殆どの作業は出来る。だからMac=インテルというのは皆がいうほどメリットがないように思える。MacOSがインテルプロセッサで動作し、かつ、ウインドウズとのハイブリッドが可能となれば話は別だけど。(これについてはインテルの次世代プロセッサでは複数のOSをエミュレーションではなく、ネイティブで動作する技術を開発中しているらしいので実現するかもしれない。あくまでもジョブズが納得すればの話だが。)

おっと、かなりMacの話になってしまったので元に戻すとしよう。なぜに次世代XBOXがパワーPCを採用したのかというところだが、今後PS2とゲームキューブの次世代機にはIBMプロセッサを採用することになっているので、その潮流を意識したことが考えられる。それからパワーPCの性能が良いという単純な理由。まだ明らかにはされていないが次世代XBOXで採用されるのはG5に近いものではないかということだ。MSにしてみればXBOXは単なるゲーム機ではなく家庭におけるメディアハブ製品となる可能性があるわけで、ここで一気にブレイクスルーを目指す可能性はある。また、MSがインテルプロセッサの将来を見据えて、G5のような急激な革新は当分ないと判断したのかもしれない。

MSの最近の様子をみていると、どうも後追いスタイルなのが気になるけどね。(前からそうだったというツッコミもありそうだが…。)以前のようなパワーが全く感じられない。独禁法裁判の影響なのかタブレットPCでコケた後遺症なのか…。

というわけでしばらくはパワーPCの未来は安泰なのである。

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