Googleが大きな勝負に出た!?

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ラスベガスで開催されている世界最大の家電製品の展示会「2006 International CES」ですが、Intelの新しいプロセッサや次世代DVDなど様々な発表で盛り上がってますね〜。そんな中Googleも負けじと「Google PC(?)」やビデオコンテンツを販売する「Google Video Store」などを発表して大きな話題となっているようです。

「Google PC」についての情報はITmedia +Dの速報からですが、これって去年の11月にマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが発表した100ドルPCのことですよね?今回のGoogleの基調講演で発表された写真とこのMITメディアラボのプロトタイプの写真は全く同じなので間違いないと思います。(追記:ITmediaの記事にも後編が追加されMIT云々と書いてありました)

ですので「Google PC」と呼んでいいのか?という疑問は残りますが、GoogleはHPから「Adobe Reader」、「FireFox」、「Norton AntiVirus」などのアプリケーションをダウンロードするサービス「Google Pack」なるものまで発表していますので、中心的な役割を担うのは間違いないでしょう。このPCには「Windows」は存在せず「Google」がデスクトップ(ポータル)なのです。(追記:「Google Pack」はMITの100ドルPCとは関係ない模様)

またiTMSの最大のライバルになると囁かれる「Google Video Store」ですが、これはCBSの人気番組をはじめ、NBA、SONY BMGの音楽などが購入できるようになるそうで、Googleは再生プレーヤーも無償提供する予定なのだとか。しかし、プレミアムコンテンツの購入は米国のみとのこと。結局iTMSと同様で様々な権利の問題があるから世界中のユーザーが購入出来る仕組みにはならないのでしょうね。これは世界各国で先行して展開するiTMSにまだまだ分がありそうです。

この2つの発表からGoogleが大きく動き始めたのは紛れも無い事実で、正否は完全に予測不可能ですが、いずれにしても先行している企業にとって相当なプレッシャーになることは間違いないでしょう。

[関連リンク]
「2006 International CES」
ITmedia +D:Google PCは本当だった──「?」
ITmedia News:Google Video、ビデオコンテンツ販売ストア立ち上げ
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