スティーブ・ジョブズ II – ウォルター・アイザックソン

一晩で一気に読んでしまったというのもあるけれど、ピクサーの成功から、現在に至るまでの出来事がジェットコースターのような展開でした。OS X、Intelチップへの移行、iPod、iTunes、iPhone、そしてiPadと次々と成功させたわけですけど、その裏での多くの失敗や、駆け引き、そして心の葛藤があったのですよね。そういう部分が当事者の言葉で語られているのだから面白くないわけがない!

そして、本書を読んで思ったのが、ネットなどの書籍紹介でジョブズの他人に対する言葉を、かなり恣意的に切り取っているなということ(笑)例えばビル・ゲイツに対する人物評価も、雑誌やニュースサイトでは「彼には想像力がなかった」と表向きとは違って実はこう思っていたよと言わんばかりに書いてはいるけれど、実際はすごく尊敬している部分も多く、昔からの友として親しく接してきたことがよくわかります。インタビューの質問の主旨もあるし、他人評価も時代の流れとともに絶えず変わっていたりするので、ひとつの段落を切り取るのはどうかなぁと思いますけどね。(でも、そういったメディアの取り上げ方が本のセールスに寄与しているのですよね!)

いずれにしても本書を読んでみて、あらためてジョブズが何たるやかを知ることが出来ました。

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