WORLD WAR Z 観ました!

8月10日より全国公開され、CMでゾンビが出ないと話題のゾンビ映画「WORLD WAR Z 」を本日見に行って来ました!原作とは違ったストーリと設定でしたが、楽しかったです!

以下感想です!【ネタバレ注意】

本作のゾンビは死霊が乗り移ったわけではなく、正体不明のゾンビ・ウイルスが原因。ゾンビに噛まれてしまったら、ものの数秒で発症して新たな感染者を求めて人々を襲うゾンビになってしまいます。しかも、ゾンビは猛ダッシュで追いかけてくるので、次々と連鎖して街が瞬く間に壊滅していく様に戦慄を覚えます。今までのゾンビ映画にあったノロノロとした動きの生ける屍であれば、逃げることも可能かと思いますが、これは厳しそう。まさに新感覚ゾンビ。

個人的にはイスラエルのシーンが印象的でした。予告編でおなじみの、壁をよじのぼってくる蟻塚の蟻のようなゾンビ達ですが、それまで防護壁で安全に隔離されたはずなのに、なんであんなことになってしまったのか。その理由があまりにも馬鹿馬鹿しくて、イスラエルの人々には同情を禁じ得ないですね。人間はやってはいけないことをやってしまう人って必ずいるものなんですね。そんなイスラエルの場面に出てきた女性兵士のサガンが勇敢でかっこよかった。

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Daniella Kertesz as Segen

最終的にはゾンビ・ウイルスに有効なワクチンが開発されるのですが、この設定は原作にはない映画独自のもの。そんなものでゾンビ・ウイルスが防げるのか?とちょっと思いましたが、原作よりも物語の時間軸が短いので仕方がないところ。エンディングでは、まだまだ我々の戦いは続くという終わり方でしたが、ワクチンという有効な手立てを見つけてしまった以上、続編の制作はないと思われます。

この作品は新しいゾンビの恐ろしさだけでなく、混乱のさなかに略奪をする人や、ゾンビ化してしまった人はためらいもなくミサイルで攻撃してしまう人間の恐ろしさを垣間見て複雑な気持ちになることでしょう。ゾンビの大群はCGとのことですが、迫力のある映像は一見の価値ありだと思います。しかし、単なるCG技術を詰め込んだだけの良くある終末映画ではなく、ストーリー・脚本も良く出来ていて面白かったです。願わくば最後に家族が避難するセーフゾーンへ行くまでの間にもう一回だけでも、ハラハラさせてくれれば★5つだったのになぁ。

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