昨年、GGGにインスタレーション展を見に行いったのですが展示内容が少々物足りなかったので著書を購入、正月にゆっくりと読みました。
著名なデザイナーとの対談をベースにした内容ですが、印刷現場を幼少の頃から見てきた北川さんの体験談から紡がれるデザイン思想はユニークですが共感出来ることが多かったです。ネガティブでもポジティブでもなく、つねに自分を客観的に見続けることができる精神力。コンマ何ミリという精度を求められる現場を知っているからこそ出来るゆるい表現。「デザインとは努力だ」と言う北川さんの言葉がよくわかった一冊でした。