「藝祭2014」に行ってきました

昨日は、娘が高校の学園祭で軽音部のライブに出演するということで、朝イチで見に行き、娘の演奏を見届けてから、その足で東京藝術大学の「藝祭2014」に行ってきました。

藝大のキャンパスは上野恩賜公園に隣接した場所にあります。この辺りは歴史のある建築物も多くて、ゆったりとした時の流れを感じさせます。生い茂る緑と、噴水のある大広場などがあって、いつ来ても気持ちがよいです。こういう場所で学生時代を過ごすのは羨ましいですね。

というわけで、時間もあったので、じっくりと作品を見て回りました。さすが国内でも屈指の美術大学の作品とだけあって、どの作品も面白かった。作者の内なる表現・カタマリのような作品を見ると楽しい。一見すると、虚無的な表現の中にも、何かすごいエネルギーを感じる。作っている人の没入してる感が伝わるとわくわくします。そこがアートを感じる醍醐味というか。

本当は娘も連れて来たかったけど、学園祭と被ってしまっていたので、自分が撮影した写真を見せてあげようと思う。若い人が見るともっと刺激的なんだろうな。

来年また来ようと思います。

「ゴー・ビトゥイーンズ展」を見てきました

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異なる文化、現実と想像、大人と子ども、
あらゆる境界を行き来する子どもたちが放つ「生きるちから」

19世紀後半のニューヨークで貧しい移民の暮らしを取材した写真家ジェイコブ・A・リースは、英語が不自由な両親の橋渡しとしてさまざまな用務をこなす移民の子どもたちを「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)」と呼びました。
本展は、異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、さまざまな境界を自由に行き来する子どもの性質に注目し、子どもの視点を通して世界を展望しようとする試みです。世界各国の優れたアーティスト26組の作品に表れる子どものイメージを通して、社会で起こっているさまざまな事象に注目し、政治、文化、家族など子どもを取り巻く環境と、彼らが直面する諸問題に目を向けます。さらに、遊びや夢、記憶などをキーワードに、大人の常識や伝統の枠組みにとらわれない子どもの創造性と、その多様な感覚に迫ります。
環境に翻弄される存在であると同時に、行き詰まった情況の突破口ともなり得る子どもの潜在能力は、未来への鍵となることでしょう。境界を超える子どもの姿を通して、より多様な価値が共存する、新たな世界への可能性を探ります。

昨日は墓参りの帰りに、六本木は森美術館にて開催していた「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」を見てきました。

展示内容はジェイコブ・A・リース、ルイス・W・ハインといった、フォトジャーナリズムの草分け的な写真家が撮影した19世紀末〜20世紀初頭のアメリカの移民の子どもたちの様子を収めた写真展示をはじめ、現代のアーティストによる子供をイメージした、写真・アート・インスタレーション作品展とのこと。

まず、率直に感想をのべると、今回の展示会については自分の予想とは全く異なるものでありました。というのも、見ている途中で強い違和感を感じてしまったのです。

それは、「こどもを通して見る世界」ではなく、完全に「大人を通して見る世界」だと思えてしまったから。社会問題に絡めながらも、子供が強く生きるメッセージを発信していたり、世界の子どもたちの創造性を伝える内容だと思っていたのだけど、ちょっと偏見になってしまいますが、アーティストにありがちなペシミズムが漂っています。

完全に、大人が伝えたいことになってしまっているなと感じてしまいました。ジャーナリズムなのか、社会風刺なのか。展示の内容、構成のちぐはぐさが気になります。大人のバイアスによって、子供の自由で奔放な世界がどこか歪んだものに見えてしまうのは残念です。もちろん、作品それぞれの表現は素晴らしいものですし、そういった趣旨を最初から理解してみるとまた違った感想も出てくるのかもしれないですが。

子供の集まる夏休み、親御さんもこの展示会のタイトルに反応して見に行かれる人も多いとは思うけど、お子さん連れで見るには少し難解すぎるのではないでしょうか。もちろん、世の中の問題を取り上げることも、アートでどんな表現をするのも結構なのですが、「こども」というタイトルをつけることの重たさを感じてほしい、そう思いました。

ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界

 http://www.mori.art.museum/contents/go_betweens/about/index.html

 

私がチェックしているサイト(WEB制作編)

WEBサイト制作で役立つおすすめ集

WEBサイト制作ではデザインもさることながら、技術的な情報もトレンドがあります。HTML5、CSS3、JQuaryなど日々めまぐるしく更新されています。そういった情報はなんといっても海外のサイトが一番早いのですが、それらの情報を厳選してお伝えしてくださる素晴らしいサイトを紹介いたします。

Siteinspire

http://www.siteinspire.com

海外の良質なデザインのサイトを日々紹介してくれるのがこのサイト。毎日チェックしましょう。海外のサイトは写真の使い方、色使いなどとても参考になります。

siteinspire

Kachibito.net

http://kachibito.net

技術的な情報はいつもチェックさせていただいてます。WordPressやJQuaryなどの情報をはじめWEB制作に役立つTIPSが満載です。

kachibito

100SHIKI

http://www.100shiki.com

海外のユニークなWEBサービスだけを紹介してくれるのがこのサイト。国内の情報は一切とりあつかわないという徹底ぶり。日本人にはない斬新なアイデア満載。

100shiki

MBLOG

ttp://mantiddesign.com

Quattroさんが運営するWebデザイン, CSS, Javascript, iOS App UIの、海外デザインリソースを紹介しているサイト。超おすすめです!

mblog

私がチェックしているサイト(デザイン・アート編)

デザインの情報って意外と少ないから

デザイン情報サイトは多いようで意外と少ないですよね。WEB系は数多のようにあるんですけどね。今回は私がアーティストやプロダクションのポートフォリオ的なサイト以外に、デザインに関する情報源としてチェックしているサイトをご紹介します。全体の動きみたいなものを知ることも重要かと。

JDN

http://www.japandesign.ne.jp

グラフィックデザイン、建築、インテリアなど幅広いクリエイティブな情報を紹介するデザイン情報のWEBマガジン。ミラノサローネのレポートなどは毎年チェックしています。

jdn

CBCNET

http://www.cbc-net.com

アート、デザイン、テクノロジーとそれを取り巻くカルチャー関連の情報を発信するインディペンドなメディア。情報量はそんなに多くないけど、クオリティが高いです。

cbc

SHIFT

http://www.shift.jp.org/ja/

世界のクリエイティブカルチャーを紹介するトライリンガルオンラインマガジン。アーティストへのインタビュー、イベント情報、カルチャーの紹介などなど。

shift

JAGDA

http://www.jagda.org

日本グラフィックデザイナー協会のサイト。イベントの情報などはここでチェックするようにしています。 その他その年のJAGDA賞や亀倉雄策賞などの作品の紹介などなど。

jagda

NYを知るなら電子雑誌「HEAPS」

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これをチェックしていればNewYork通になれるかも!?

「HEAPS」はiPadやiPad miniで楽しめる電子雑誌で、NewYork発信のカルチャー、ビジネス、フード、クリエイティブといったジャンルの記事が満載である。ちょっと覗いてみたら、あまりの内容の濃さに驚いた。まだ創刊して間もないけど、このクオリティが維持されるなら素晴らしいことだと思う。電子雑誌なのにデザインもとても洒落ていて、ただのPDFじゃない、ワンギミックな仕掛けが読み手の興味を引き立てる。

この電子雑誌のチーフエディター兼クリエイティブディレクションはNY在住のデザイナー中鉢ふうこさん。ビヨンセをはじめ数々のアーティストのデザイン・アート制作をトータルで手がけているトップデザイナー。(学校の後輩だと知って驚く)

残念なのはまだiPadでしか見られないこと。iPhoneでも見られるとさらに素晴らしいのだけど。さらに言えば、横画面にも対応して欲しい。

またNewYorkに行きたくなった。

関連リンク
http://www.heapsmag.com

北欧の家具と器 – Pen

本特集は北欧を代表するアーティストや企業の紹介や、北欧の最新トレンドなど盛りだくさんな内容。デンマークのプロダクトデザインの会社「HAY」の記事などもあり、昨今の北欧デザイン事情を理解するにはかなりおすすめの一冊だと思います。

そういえば。つい最近マリメッコのデザイナー、クリスティーナ・イソラが手がけた「メトサンヴァキ」という柄がウクライナのアーティストの盗作だったというショックなニュースがありましたね。北欧といえばマリメッコと想起する人も多い、まさに象徴たる企業に起きてしまった今回の不祥事。盗作はひとつだけではなかったとも言われており、事態の収拾はまだまだのようです。さらに悪かったのが、クリスティーナが、ユニッコをデザインしたマイヤ・イソラの娘であるということ。これには世界中のファンも複雑な気持ちでいるようですね。

というわけで、閑話休題。自分は学生の頃より、北欧出身のプロダクトデザイナーの大御所であるヤコブセンやヤコブ・イェンセンなどのプロダクトにすごく憧れていました。北欧のデザインプロダクトは技術とデザインの高いレベルでの融合を実現していると思います。今でも北欧デザイナーの洗練されたプロダクトデザインは大好き。また、リサ・ラーソンのような個性的な世界観をもつ陶芸作品や伝統的で独特の色彩感覚のテキスタイルなんかも好きですね。ディスプレイされていると、ついつい眺めてしまいます!

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寄藤文平の夏の一研究

銀座にリサーチに行ったついでにGGGで開催されている「寄藤文平の夏の一研究」を見に行って来ました!

寄藤さんと言えばJTの「大人たばこ養成講座」「マナーの気づき」など、独特のイラストレーションで有名ですが、今度の展示会では、寄藤さんのアイデアの源泉を垣間見れるとてもユニークな展示となっていました。

過去の作品の展示というありきたりの内容ではなく、今回の展示会にあわせて作られたインスタレーション的な展示物。世の中のスケールをシンプルなイラストで表現しているものが面白い。

そして、地下の展示がとても面白かった。岩波書店の「千利休―無言の前衛」という赤瀬川 原平さんの本の装丁を考えるというテーマで、黒板にチョークの手書きで書かれた装丁デザインのコンセプトワークがずらりと並んでいる。

ひとつひとつにアイデアの発想や着眼点などが書かれていて、寄藤さん独特な思考法が垣間見れる。なるほど、これが「夏の一研究」なわけだ。

そして、見終わったら中央のテーブルに置いてある作品の脇に、チョークで「正」の字で投票する。展示の内容もアイデアもとってもユニーク。

装丁デザイナーはもとより、アイデアが仕事の人は是非見てほしいなと思わせる内容でした。今月末まで!

ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第313回企画展
寄藤文平の夏の一研究
会期=2012年9月3日(月)〜9月29日(土)
開館時間=11時〜19時 ※土曜日は18時まで
休館=日曜・祝日

花森安治のデザイン

花森安治という人物をご存知でしょうか?『暮しの手帖』の名物編集長として知られ、亡くなる直前まで執筆、取材、編集を自ら行い、さらに表紙の装丁や挿絵まで手がけていた凄い人です。手で切り貼りしたり、定規や筆を使って作り上げた作品は、時代を超越して素晴らしいの一言。昨今の作家・アーティストに多大な影響を与えたのは言うまでもないでしょう。本書は花森安治の装丁デザインや貴重なラフ画を300点掲載。眺めているだけでワクワクしてきます。

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Pinterestにちょいハマリ中

見るだけでも楽しいSNS

最近、巷で話題になっている「Pinterest(ピンタレスト)」というSNS、皆さんはもう始めてみましたか?Pinterestは、みんながお気に入りの写真をクリッピングして、キュレーションするビジュアルタイプのSNS。アメリカでは女性ユーザーを中心に人気急上昇中なんだとか。日本語のサービスは提供されていないのですが、美しい写真を眺めているだけでも十分楽しいですよ。自分の気に入った写真の投稿者の別のジャンルでも好みが同じだったりすると妙に親近感がわいてしまいます。類友ってこういうことなんだ!という感じです。

感性が人をつなぐ楽しさ

メディアではTwitterやFacebookの次に来ると言われているようですけど、このPinterestはちょっと違うと思うんですよね。従来のSNSがタイムラインを軸に、言葉の発信に重点を置いた、いわば個人メディアだったのに対して、Pinterestは個人の趣味や興味を可視化して、感性をベースにゆるやかに繋がっていく感じ。変なRTもDMもないからすごく心地良い。たまに!?っていう写真はありますけどね。似たようなサービスに個人ブログのTumblrがありますよね。基本的には同種と位置づけられると思いますが、TOPページの違いが使い方自体も大きく変えていると思います。

これからの希望

クオリティの高いサービスなので、大手代理店さんが雪崩込んで荒れないことを祈ります。また、ブロックやミュートなどが出来るようにしてほしいのと、自分のアバター付きのコメント欄が多くのサムネイルの下についてしまうのが、ちょっとうるさいかなと思いました。これからさらにブラッシュアップされていくと思いますが、すでに素晴らしいユーザー・エクスペリエンスです。ちょっとだけ試すつもりだったのに、あっという間に時間が過ぎていってしまうのが恐ろしいです!

 

Pinterest

http://pinterest.com/

 

Unseen – ミエナイモノ

昨日は早上がりして松堂今日太氏と宮本亜門氏による2人展「Unseen – ミエナイモノ」のレセプションに行って来ました。

場所は渋谷にあるアートなコミュニティ空間「SUNDAY ISSUE」。平林奈緒美さんがロゴをデザインしたということもあって、一度行ってみたいなと思っていました。

繊細なガラスオブジェとライティングが素敵でした。小さなギャラリーを使ったインスタレーション作品は自分も入りこんでしまうような一体感があって楽しいですね。あらためて、アートに触れる有意義さを実感した素晴らしい時間でした。

この度、SUNDAY ISSUEでは、松堂今日太と宮本亜門による2人展、“Unseen”を開催いたします。

ガラス作家、舞台演出家としてそれぞれ活動している2人は、2008年の“GOØD DESIGN”展より内なる意識を表現する試みとして、KYOTA!&AMONというアートワークユニットをつくり、作品を制作し、展示して参りました。

2回目の展覧会となる今回は、2人の作家の共通のキーワードである、 ミエナイモノ について、松堂はガラスを使用し、宮本は木材を使用して、新作を発表いたします。

SUNDAY ISSUE

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷 1-17-1 美竹野村ビル2F
TEL : 03-3797-1288
URL : http://www.sunday-issue.com
MAIL:info@sunday-issue.com
アクセス : 渋谷駅13番出口 徒歩0分

営業時間:
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詳しくはWEBの「Calendar」をご覧下さい。