OS X 10.10 Yosemiteの目玉機能の一つにiPhoneとMacのコンティニュイティ機能(連携ですね)があります。例えば、SMSをMacでも送受信したり、iPhoneで入力中のメールの続きを、そのままMacで続きを入力したり、iPhoneのインターネット共有をMac側から手軽に行なうetc。
しかし、これらの機能を利用するにはMacのBluetoothが4.0/LEに対応している必要があります。
対応機種
- iPhone 4S以降の機種
- iPad (iPad 2以降の機種)
- MacBook Air(2011 mid以降)
- MacBook Pro(2012 mid以降)
- Retina MacBook Pro(2012 mid以降)
- iMac(2012 Late以降)
- Mac mini(2011 mid以降)
- Mac Pro(2013以降)
ということで、残念ながらこれより前の機種では使えないのです。しかし、以前、USBドングルを使って、古いMacを4.0/LEに対応させたという記事を読んだので、もしかしてコンティニュイティ機能も使えるかもしれないと思い、実験してみました。
購入したのはIOデータのUSB-BT40LEというUSBドングル。
この製品はAppleのBluetoothで使用されているBroadcomのチップとIDも一緒とのこと。このドングルを装着して、標準のBluetoothコントローラーではなく、このコントローラーに切り替えれてしまおうという作戦。
このコントローラの切り替えにはAppleのDeveloper登録メンバーがダウンロードできるXcodeの「Hardware IO Tools」に含まれる「Bluetooth Explorer」を使ってBroadcomコントローラをアクティブにしてあげればOKです。
Bluetooth Explorerを起動して「HCI Controller Selector」より「Broadcom Corp,〜」を選択して「Activate」ボタンを押せば完了。
このとき、それまでAppleのコントローラーでワイヤレスキーボードなどを操作していると使えなくなるので要注意です。有線のマウス&キーボードが必要。コントローラを切り替えたあとは、使っていたワイヤレスのマウス&キーボードをペアリングしなおせば完了です。あ、再起動してね。
そして、再起動してシステムプロフィールで覗いてみると・・・。
無事、BLE対応にはなった!しかし、HanddoffとInstant Hotspotは「いいえ」のまま!!
なんというか、惜しい感じですが、非常に残念な結果になってしまいました。海外のフォーラムなども徘徊して情報を集めてみたいとは思いますが、現時点ではドングルはNGということですね。
あとは、これか。怖くてできないな。
Exclusive: How to Enable Handoff on Older Macs Running OS X Yosemite
そして、この件でもうひとつ発見があった。アキヨドで買い物をしたとき、ポイント残高をみたら、結構なポイントが貯まっていたのだ。なんか買えるぞ〜!
「古いMacをBT4.0/LEに対応させる」への1件のフィードバック