自分らしく

「自分らしく」って言葉の意味、年を重ねて少しずつわかってきたかもしれない。

よく、世間の常識や規則にとらわれないで自分の価値基準をしっかりと持つことが、いわゆる「自分らしさ」と言われるけれど、それだけだとちょっと違うのかな。

いろんなことを許容し受け入れることは大事。いろんなことを受け入れると自分が見えてくる。こだわる自分がリミッターとなって大切なことも自分に届いていないこともあったから。

いろんな人と接してみよう。世の中にはいろんな考え方の人がいて、考え方も何も違うから、良い刺激になる。価値観や考え方の違いを拒絶しないで、受け入れて、ときには少し下がって俯瞰して見るとわかりやすかったりする。

あまり自分にこだわりすぎないでいよう。

そんな風でいると気持ちも軽くなって、以前よりずっと「自分らしく」いられると思う。

元気だそうぜ

貨幣経済の不安感、それに加えて原油などの資源高騰株価の動き、円の動き見てると恐ろしいものを感じますよね。でも世の中は自分一人ジタバタしたって変るわけじゃないし、上がったものは下がる。下がったものは上がるわけで。まぁ、うちの会社もご他聞に漏れず影響を受けてるので呑気なこと言ってられませんけどね。

先日、丹羽宇一郎氏の講演を拝聴する機会があったのですが、こんなことおっしゃってました。(超意訳的ですが)デリバティブで金儲けするんだったら痛みも感じろと。できないんだったらやるなよと。その通りだと思います。リターンを得るものはリスクも甘んじて受け入れる覚悟が必要ということ。そういう世の中なんです。

閑話休題。

秋葉の事件で重傷を負ったあるタクシー運転手の話、若い頃に事業に失敗し、親族に借金して子供のミルク代にあて、タクシー運転手になって生計をたて、いまは入院して貯金も切り崩して生活しているそうですが本人は悲壮感は全くなく。

「勝ち負けはどうでもいい。自分に負けなければいい」

そう信じて頑張っているそうです。そして被告の「負け組」思想に対するコメントなんですが

「事件を社会のせいにするのは違う。てめえに負けたんだ」

その通りだと思います。

よくこういった事件の被告は口を揃えて自らが世の中の被害者のようなこと言うけど、それは違うだろと。世の中や、まわりのせいにして自分を正当化するやつは自分自身に負けてると思いますね。勝負を簡単に捨てるなよと。人生は一回勝負じゃない。生きてる限り何度でも挑戦できると思うんです。

自分は大変なときこそ、厳しいときこそ最大のチャンスだと思うようにしてます。どうやって取りくんでいいか分からないときも、先行きが全く読めないときもあるけど、やらなければ絶対に結果も出てこないしね。

ウェブ進化論

著者である梅田さんがCNETに連載していたブログをいつも読んでいました。マスコミでは伝えきれないIT企業の舞台裏であったり、それを取り巻く環境をわかりやすく解説していて、私のような凡人でもITトレンドの何たるかの片鱗ぐらいは理解出来ました。なので本書も間違いなく面白いだろうと…。と思って読み始めたら最後、のめり込んであっという間に読み終えてしまいました。

急成長を続けるインターネットの怪物「Google」の話題を中心に、我々の介在する「こちら側」とネット世界である「あちら側」で何が起こっているのか、それらがクロスオーバーしつつあり、10年先にはとてつもない大変化が巻き起こると梅田さんは本書でまとめています。

僕たちもネットの世界を徘徊してはGoogleが何をやっているのか理解していたつもりだけど、とてつもなく大きなビジョンに向かって進んでいることはあまり意識したことがなかった。小出しにされる技術をオモチャのように利用しては「Googleが面白いことした」とブログで話題にするぐらい。しかし、喩え話の世界政府じゃないけどGoogleの崇高壮大なビジョンが、知の世界の秩序を本当に作ってしまうんでないかと考えると少々恐ろしい気がしました。

さてさて、あまり書くと読んだときの新鮮な驚きが損なわれるのでこの辺で…。
これはおすすめの本です。

[関連リンク]
梅田望夫さんのブログ:My Life Between Silicon Valley and Japan

日はまた昇るのか

CNETに日本のテクノロジー業界や企業の変化をニュートラルな視点でまとめたMichael Kanellos氏のコラムが掲載されています。

陽はまた昇る–2004年日本(前編) – CNET Japan

 東京発–現代史に残る深刻な景気後退がはじまって十余年。今、日本はその原点ともいえる産業、つまりこの国を戦後の経済大国に押し上げた「家電産業」に回帰しつつある。
 1960年代に日本の驚異的な経済成長を後押ししたのは、トランジスタラジオとアナログテレビだった。そして今、この国の疲弊したテクノロジーセクターを活気づけ、ふたたび自信を与えようとしているのは、最新型のデジタル製品に対する需要と、この10年間の企業改革ならびに政策措置の成果である。日本経済全体の回復の鍵を握っているのも、このセクターだ。

「新三種の神器」を武器にした日本企業の復活は多いに期待したいところですが、やはり島国、人口の減少という究極とも言える問題が迫っているようで、将来の研究開発における人材不足はまぬがれないようです。そうなると欧米企業のようにインドとかに開発センターなんか作ったりして。技術大国から技術がなくなったらどうなるのでしょうか?

話は変わりますがちょっと気になる部分がありました。
Gartnerのアナリスト、Van Bakerによると「パナソニックが好調でソニーはまだ疑問が残っている」とのこと。

たしかに、「企業の成功は平均以上の価格、ハイエンドのデザイン、最新技術、そしてブランド認知度の4つをバランスよく実現できるかどうかにかかっている」というコラムの一節にあるように最近のパナソニックはそれらに対して明確なアプローチを取っていると思います。事業部ごとに分散していたデザイン部門を統合し、デザインのマスターピース創造、プロダクトデザイン決定までの意思プロセスの変革など、ここ数年積極的に取り組んでいるようです。

ソニーのように突出したデザインは少ないですが、むしろ店頭で訴求力があるデザインはパナソニック製品が多いのではないでしょうか。(無難なデザインとは言わないように・・・)

輸入版CDが高くなる・・・?

すでにWEB上で話題になっていますが、「洋楽の輸入版CDが入手できなくなるかもしない」という話について。

今までは格安のUS版CDをアマゾンなどで購入出来たけど、メジャーレーベルがそれらの輸入割合を増加し、輸入権によって並行輸入に対する制限(というか輸出禁止措置がとれる)をかけられてしまうと、お高いCDもどき(CCCD)を購入せざる得ない状況になってしまうかもしれない。

現在でもUS版CDのリリースを遅め、CCCDを先ず発売、セールス落ち着いてきたらUS版CDを販売するやり方が増えているようですね。これがCCCDしか販売されないようになったらどうなってしまうのか・・・。

国内CDは再販売価格維持制度によって価格を維持し、輸入格安CDについても輸入権によって価格を維持(それどころかCCCDみたいなものを売りつける)している日本のような国は世界的にも例がないそうです・・・。

本当に日本の音楽業界には困りましたね。
洋楽ファンにせめて選択の自由を与えてくださいな。

107円

高が進行している。今日は107円台で取引が続いたが105円までいくのではないかとの見方も出ている。このまま円高を放置すると輸出企業が深刻な打撃を受けることになるのは必至だ。円高により数百億円の減益要因となるからだ。ほとんどの企業では想定レートを10円円高ドル安の基準に変更するなど対応に忙しい。

こんなときに海外旅行すると安くお土産が買えるのでいいのだが、わが家では投資信託の外貨ものを何本かやっているので面白くない。

115円前後で購入したものがほとんどだからだ。それ以外に日経連動型の商品が平均株価が少し上昇して来たのでだいぶ利益がでているので相殺されるような形となっている。このまま日銀の介入があって円安・株高になってくれれば…と都合の良いことを考えてしまう。今後、政府も投機的な円高進行に関しては介入するという姿勢を示しているが世界経済の動きは微妙すぎて難しい。やはり米国も不安要素が多いから外国人の投機家には日本が魅力的な市場なのかな?中長期的には上昇下降を続けながらもジワジワと株価は上がっていきそうな気配である。ただ、それが好景気とはいえないのが悲しいところだ。

さて、MMFを買い足しするか迷うところである。詳しい人アドバイスお願いします!

政治について

本当は政治についてはかかないつもりだったけど、アサヒドットコムの記事を見て思うことがあったので一言。朝日新聞の連続世論調査によれば争点のひとつである政権の枠組みについて「自民党中心とした政権の継続」と「民主党を中心とした政権に交代」を望む人がどちらも34%で並ぶ結果となった。
しかし、民主党と自由党の合流について期待する人は38%に対し、期待しない人は54%と上回るなど民主・自由への期待感はあまりないことがうかがえる。
また、小泉支持は相変わらず高いようで「再選された方がよい」の58%と「されない方がよい」の28%を大きく上回ったということだが…

国民の大半は自身の将来に不安をいだいている。経済的な不安はとくに大きい。税金は上がる一方だし課税対象もどんどん増える。慢性的な政治不信から長く続く自民中心の政権には嫌気は指しているものの、民主・自由については与党になったときの実力については不安があるのだろう。

以前に野党連合が政権を奪い、細川や羽田などの内閣が実力不足からすぐさま自民・社会党の政権に取って変わられ、新生党 、新進党、自由党といった政党の発足、解散の繰り返しが続けば国民の信頼感が得られないのは当たり前だ。

自由党の小沢は実力者だとおもうが今までの政党混迷のイメージを払拭しないかぎり表舞台に立つのは難しいとおもう。民主党についてもマニュフェストなどの政策が議論されているが本当に実現できるのだろうかと疑問に思ってしまう。管代表も厚生大臣だったころに例のO157問題でかいわれ大根を食べるパフォーマンスや打倒小泉と国会でも執拗な質問の繰り返しは子供のホームルームでのケンカのレベル。これも期待できない。

打倒小泉ではなく妥当小泉といったところが現実なのだと思う。