007 スカイフォール観ました

初ダニエル・クレイグ!?

本日は悪天候になりそうなので家でのんびり。AppleTVで「007 スカイフォール」を見ました。なんでも、今年は007シリーズ50周年ということで、iTunesに過去シリーズも一挙に登録されています。じつはダニエル・クレイグの007シリーズはちゃんと見たことがなく、飛行機やテレビなどで放映されていたのをちょこっと見ただけなんですよね。なので、「初ダニエル・クレイグ」です。今ではジェームズ・ボンドといえば、ダニエル・クレイグと言っても過言ではないほどの大人気のようですが、当初は金髪・碧眼のジェームズ・ボンドということで、往年のファンからも不安に思われていたんですってね。まぁ、自分たちの世代はやはり二枚目でスケベそうなロジャー・ムーアですよね!・・・え、ショーン・コネリー?古っ!

007は流儀が大切

さて、肝心な映画の感想ですが、敵役のハビエル・バルデムの存在感がありましたが、同じく諜報員ものである「ミッション・イン・ポッシブル」と比べると、アクションや、ストーリー展開で少々物足りなさを感じてしまう部分はあるのですが、いやいやいや。オーソドックスだけど、007は「らしさ」が大切なんですよね。その中でもボンドガールとのロマンス、シニカルな英国風のジョークといった要素は、オーソドックスながらも007という映画には絶対に不可欠です。そして、ダニエル・クレイグが本当にかっこよい。男が憧れる男ですね。前作、前前作もしっかり見てみたくなりました。

ライフ・オブ・パイに2度騙される

ライフ・オブ・パイを見て来ました!

カナダ人作家「ヤン・マーテル」が2001年に発表したベストセラー小説「パイの物語」をアン・リー監督が映画化した本作品。見終えた感想ですが、色んな意味で騙されてしまいましたね・・・。つまらなかったのかって?・・・いえいえ、そういうわけではありません。個人的にかなり面白かったです。この映画は見終えたあとに、議論が尽きない作品だということは間違いありません。どこまで思考を掘り下げるかで全く感想が異なるんです。以下、感想ですが、映画を見た人か、見ない人以外は読まないでくださいね。

以下、超ネタバレ

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レ・ミゼラブル観ました!

レ・ミゼラブルは19世紀のフランスを舞台に、パンを盗んで19年間投獄された男・バルジャンの生き様、彼を追うジャベール警部の執念、激動の時代、革命、そして人生の無情さを描いた壮大な物語。ヴィクトル・ユゴーの原作、ミュージカルとして世界各国で長きに渡り上演されてきました。(昔、NHKで放映したジェラール・ドパルデューがバルジャンを演じたフランスのTVドラマも素晴らしかったです。)

その伝説的な物語を、役者として今一番輝いているヒュー・ジャックマンが演じるとのこと。これは見に行かないわけにはいかないということで、元日の夜に妻と間隙をぬって観てきました。

見終えて「感想」という言葉が、すぐに出てこないほど圧倒されてしまった。踊りこそないものの、ミュージカル仕立てで、役者が迫真の演技と歌で3時間ずっと魅了し続けてくれた。

胸が熱くなり、目頭が熱くなり、深呼吸。

レ・ミゼラブルは人間の賛歌。人生は希望に溢れ、絶望することもあるけれど、誰かのために生きることこそが魂だと教えてくれます。

個人的にはアマンダ・セイフライド演じるコゼットが良かった。

ビクトル・ユーゴーの同名小説を原作に、世界43カ国で上演されて大ヒットを記録した名作ミュージカルを、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイら豪華キャストで映画化。監督は「英国王のスピーチ」でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパー。舞台版プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュも製作に名を連ねる。パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に感銘を受けて改心する。やがて運命的な出会いを果たした女性ファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、執念深いジャベール警部の追跡を逃れ、パリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。

ワン・デイ 〜23年のラブストーリー〜

アン・ハサウェイ演じる真面目な女性エマと、ジム・スタージェス演じるプレイボーイのデクスターの23年間を描いたラブストーリー。

iTunesのランキングで上位にランクインしていたので観てみました。

感想・思ったことつらつらと書いてみます。
以下ネタバレあり。

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映画プロメテウス感想(ネタバレあり)

昨晩、リドリー・スコット監督の映画「プロメテウス」を見てきました。

人類にとって、「人類創世」こそが最大の神秘であり、未だ多くは謎である。その人類の起源が、じつは遠く離れた銀河からやってきたとしたら?

映画「エイリアン」の前日譚というだけでなく、SFやサイエンスファンをも惹きつける「人類創世」をテーマにしたこの映画、エイリアンシリーズとは直接の関連性はないけど、世界設定もほぼ同じ。スペースジョッキーやフェイスハガーのような寄生生物、ウェイランド社など、シリーズを見てきた人たちには馴染みのあるものばかり。上映中に「これは・・・」と思うようなシーンも多くて楽しかったです。

以下ネタバレを含みますので、ご注意ください。

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モテキ

森山未來くんのダンスに驚く

Youtubeで偶然に、Perfumeと一緒に踊る森山未來くんの映像を見て、そのダンスのキレが凄くて感動。それが映画「モテキ」の映像だと知り、思わずiTunesで映画をレンタル。そして、wikipediaで調べて納得しました。森山くんは5歳の頃からダンスの英才教育を受けていたんだって。どうりでダンスがキレっキレなわけだ。

じつは、正統派恋愛映画

さてさて、映画の感想ですが、全体としてはコミカルなタッチではありますが、意外と恋愛をシリアスに描いていて面白かったです。劇中の悩める若者たちを見ていると自分のはるか昔を思い出します(・・・ん?昔すぎて思い出せないぞ!)人は恋愛で別れや失敗を経験して大人になっていくのですね。なんて、人並みのことしか言えません。(笑)

主演の森山くんの演技が素晴らしいのはもちろん、長澤さんの演技も良かった。も、というか眩しかった。アカンですよ、あの笑顔は。。。

N’夙川BOYSにシビレタ

ラストで「N’夙川BOYS」のライブシーンに重ねて長澤さんと森山くんが走るシーンが特に良かったです。ちょっと感動です。何が感動ってN’夙川BOYSの演奏が・・・いやいや二人の結末がですよ。

久々に爽やかな気持ちで見れた恋愛映画。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ずっと見たいと思っていた映画。上映期間中にはタイミングが合わずに逃してしまったので、意外と早くiTunesに登録されてうれしいです。

今までにないタイプの9.11映画

9.11を題材にした映画は数多くありますが、残された家族の側を描いた作品はあまりないと思います。多くの人々の心を深く傷つけたテロ事件でしたが、主人公オスカーのように肉親を失った子供たちは多いのだと思います。ある日、突然に「死」と直面して、それを受け入れなければならないなんて子供たちには残酷ですよね。映画の中でオスカー少年が見せた、父親の遺品の匂いを嗅ぐシーンがとても切ないです。

人間って素晴らしい

自分が素晴らしいなと思ったのはオスカーが道中で出会う人々の暖かさ。子供から大人まで様々な人に出会うわけですが、皆、それぞれに何かを失っていたりする。それでも「生きている」ってところをオスカーの目を通してうまく描いているんですよね。

そして、誰よりもオスカーを心配し、暖かく見守る母親の存在。彼女自身、夫を失った喪失感につぶされそうなはずなのに・・・。いつだって母親の存在は偉大だなって思うのです。息子を想う母の愛情がひしひしと伝わってホロリとさせられます。

子役のトーマス・ホーンが輝いています

とにかく、主人公オスカーを演じるトーマス・ホーンの演技が素晴らしいです。無名の新人ながらも、繊細な少年の役を見事に演じていて、ベテラン俳優のサンドラ・ブロック、トム・ハンクスにも負けていません。

それにしても面白いのが、映画の俳優なんて無縁だったトーマス君が、なぜ映画に出演することになったのか?それは彼がクイズ番組に出演していたところ、この映画のプロデューサーの目にとまったからなんだとか。ちなみに、クイズ番組では優勝したそうです。とても頭脳優秀で4ヶ国語が喋れるとか。将来が楽しみです。

自分の鍵穴

この映画は鍵穴をメタファーに人間の心を見事に描いてると思った。いつでも、人間はいつでも鍵穴を探している生き物なんだなということ。自分がこうありたい、こうしなくちゃいけないという脅迫観念にとらわれている。最終的にピッタリ合う鍵穴は見つからないことがわかっていても。でも、そんな拘りを捨てさることができれば扉は向こうから開くのかもしれないね。と、いろいろと考えさせられる映画でした。

9.11同時多発テロで最愛の父トーマスを亡くした少年オスカー。その死に納得できないまま一年が経ったある日、父のクローゼットで見覚えのない一本の鍵を見つけると、その鍵で開けるべき鍵穴を探す計画を立てる。かつて父と楽しんだ“調査探索ゲーム”のように。悲しみで抜け殻のようになった母に失望したオスカーは、父が遺したはずのメッセージを求めて、祖母のアパートに間借りする老人を道連れに旅に出る。

スラムドッグ$ミリオネア

AppleTVが本当に便利すぎる。リビングに居ながらにして見たい映画がレンタルできるのは素晴らしいですね。さて、今日は前から気になっていた「スラムドッグ$ミリオネア」を見ました。

物語の舞台は新興国として経済発展が著しいインドの大都市ムンバイ。そのスラム街で生まれ育った兄弟の物語。映画のタイトルにもある「クイズ$ミリオネア」というテレビ番組に、スラム育ちの若者がなぜ出場することになったのか?それは見てのお楽しみなのですが、番組の進行と、兄弟が必死に生きる姿の回想シーンとが、警察の取り調べという形で描かれていて面白い!

作品ではスラム街の貧困層の暮らしをリアルに描いていて、深く考えさせられます。経済発展により、貧富の差は小さくなっているという見方もあるけど、今も、貧しい家庭の子供たちはマフィアの餌食になっているという話だし、カースト制度による差別もあり、問題の根本的な解決は相当難しいのだと思います。兄弟の幼少時代、毎日を逞しく生きる姿は見ていて切なくなります。

ミリオネアというタイトルから億万長者となるようなサクセスストーリーを想起しがちだけど、本当のテーマは運命を受け入れて、一生懸命生きるということだと思いました。

この映画、2009年のアカデミー賞・ダニー・ボイル監督ということで、期待していたのですが、本当に面白かったです。映画がはじまったとき、インドだからムトゥーのような映画だったら面白いよね、なんて冗談で妻と話していたのでけど、最後のエンドロールを見て爆笑してしまった(笑)これも見てのお楽しみですね。

テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。

180° SOUTH観ました

いろんな意味で考えさせられる映画

この映画はフォトグラファーのジェフ・ジョンソン(じつはパタゴニアのスタッフ)が、アウトドアブランド・パタゴニアとノースフェイスの創業者二人の人生を変えた、若き日の伝説の旅を自ら追体験してみたいという思いから始まったプロジェクトの映像作品である。

しかし、純粋な冒険のドキュメンタリーかと思って見ていたのだけど、途中から、環境問題に取り組むパタゴニアの宣伝映画なのではないかと思いはじめてしまった。映像作品としては素晴らしいのだけど、コルコバド山を登山するドキュメンタリーとしても、環境問題を訴える作品としても、どちら中途半端な感じになってしまっているのが残念。

環境問題は皆が意識しなければいけない問題だし、こういった作品を通じて人々に関心をもってもらうというのは大切だと思うのですが、最終的に地域の問題は当事者たちが解決するべきだと思うのが自分のスタンスです。

さてさて、映画の感想から脱線してしまいましたが、おすすめなのは映画のサウンドトラック。アグリー・カサノヴァの音楽は最高に癒されますね。そして、ジャック・ジョンソンの曲も使われていました。なんと、監督のいとこである音楽プロデューサーのエメット・マロイはジャック・ジョンソンのマネージャーでもあるらしい!

知らないところへ行ってみたい”という強い気持ちが旅の本質ではないだろうか。目的よりも過程が重要で、困難に見舞われても多くの発見や感動をもたらしてくれる旅こそが真の冒険。40年以上も前、1968年に南を目指した2人の若いアメリカ人がいた。サーフ&マウンテンの楽園を探しに南米パタゴニアの地へ。彼らの人生を大きく変えた究極のロード・トリップは持参した16ミリのカメラが記録していた。
そして今、2人の残した映像に魅せられたアメリカ人青年が彼らの足跡をたどって追体験の旅を試みる。異国の地で自然とともに生きる人々と出逢い、歴史や生活を学びながら、パタゴニアの高峰コルコバト山を目指した。はたして彼は頂上に立つことができるのだろうか。そして旅の終わりに何をみたのか。

ミッション:インポッシブル – ゴースト・プロトコル

連休の最終日。思い立って映画「ミッション:インポッシブル – ゴースト・プロトコル」を観てきました。

監督は「レミーのおいしいレストラン」や「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード。この作品は彼にとって初めての実写作品。どんな映画になるのか?今までの作品がすべて高い評価を得ていたこの監督の作品ならば期待度も高まるはず。

さて、俳優陣もジェレミー・レナーをはじめ個性派ぞろいですが、主人公のイーサンを演じるトム・クルーズは現在49歳。さすがにアクション映画は厳しいかと思いきや、しっかりアクションも魅せます。ノースタントでアクションに挑みます。ナイトアンドデイも良かったけど、この作品のトムは本当にカッコイイ。

そして、このシリーズの魅力といえばスパイ道具。今回も様々な道具が登場しますが、やはり印象的なのは、ドバイの超高層ビル「ブルジェカリファ」を特殊なグローブで登るシーン。高所は好きでない自分は、映画だとわかっていてもヒヤヒヤしっぱなしでした(汗)

秘密道具ってわけじゃないけど、iPhoneも結構使っていましたよね。siriの音声認識っぽいらしいやりとりもありましたぜ。

ストーリーもシンプルだし、最近のこの手の映画にありがちな、テロリストや過激な犯罪組織の陰謀を阻止するって内容ではありますが、伏線も丁寧に拾っていて、さすがブラッド・バード監督!という素晴らしいまとめ方だったと思います。

そんなわけで、この映画は飽きさせない、期待を裏切らない(良い意味で裏切る)作品でした。おすすめします!

ロシアのクレムリンで爆破事件が発生、その容疑がIMF(極秘スパイ組織・不可能作戦班)のイーサン・ハントとそのチームにかけられる。米大統領は政府が事件に関与した疑いを避けるため、「ゴースト・プロトコル」を発令。イーサンチームはIMFから登録を抹消され、国や組織という後ろ盾を失ったまま、「クレムリン爆破の黒幕を追い、さらなる核テロを未然に防ぐ」というミッションの遂行を余儀なくされる。黒幕たちの取引の現場は、世界一の高さと最新のセキュリティを誇るドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファ。難攻不落の天空城に、特殊粘着グローブと命綱一本で外部からの侵入を試みるイーサンだが・・・